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形成外科

形成外科

形成外科

当科では、形成外科手術の中でも特に乳房再建に力を入れております。
乳がん術後の乳房再建にはさまざまな方法がありますが、大きく分けて自家組織を用いる方法と人工乳房を用いる方法があります。
当科ではどちらもやっていますが、シリコンなど異物の人工乳房はそのとき当初はよくても、10~20年ほどすると劣化し破損したり、皮下組織が薄い状態のところに挿入すると露出したり、感染したり、周囲にカプセルという膜をつくって、その膜が縮んで乳房がボールのように硬くなったり、長い年月で変形したりする合併症が起こることがあり、自家組織による再建にまさるものはないようです。
酒井成身教授が開発した、シリコン・インプラントを用いない自家組織(自分の組織)のみによる乳房再建は世界的にも珍しく、他施設ではなかなかできないため、常時半年から1年先まで予約でいっぱいです。以前、TBSテレビ「世界のスーパードクター:乳房再建」で、形成外科部長の酒井成身教授が取り上げられ放映されました。
形成外科の世界でも、酒井成身教授は非常に著名な医師で、これらの乳房再建はこれまでに約1,000例以上の症例があり、首都圏はもとより北海道、九州、四国、大阪、京都など全国各地から多くの患者様がご来院されております。

診療風景

診療風景

また、酒井成身教授は2012年3月に週刊誌「女性自身」の「命をあずけたい神の手、名医10人」のひとりに掲載されました。
隣で診療を行っている当院・乳腺センターとの連携もよく、乳がん切除後にすぐにティッシュエキスパンダーを入れ、半年から1年後にシリコン・インプラントに変える手術も多数行っております。
また、眼瞼周囲の再建においても症例が多く、特に義眼床の再建や眼瞼下垂の手術も得意としており、これらの評判を聞いて北海道から沖縄まで、全国から患者様がおみえになります。
そのほか、乳房美容手術(豊胸術、乳房縮小術、乳房固定術、陥没乳頭手術、乳頭乳輪形成手術)、眼瞼関連の美容外科手術(重瞼術、眼瞼下垂修正術、眼瞼や顔面のしわとり術)なども手がけています。特に陥没乳頭の手術においては、酒井教授が開発した酒井法による修正は500例を超えてほとんどの症例が成功しており、これは世界でも最も多い症例数です。
教育にも力を入れており、学会発表なども多数行っているほか、国内外から多くの医師が手術の見学や研修に訪れる形成外科として有名で、日本形成外科学会認定施設にも指定されています。

乳癌で乳房を失ったら乳房再建

乳癌で乳房を失った場合でも、乳房の形態は再現することができます。
広背筋皮弁といって背中にある広背筋という筋肉や皮膚をもらってくる方法は、同時に人工乳房を用いなければ組織が足りないとの定説ですが、酒井教授はこの定説を覆し、腰の部分から脂肪をたくさんもらってくる拡大広背筋皮弁という方法を考案し、同時にシリコンなど異物の人工物を用いずに十分な大きさできれいな乳房を再建しています(ただし太っている脂肪は溶けやすく太るのは禁物です)。
術後も運動機能にはまったく支障なく、術後3~6か月で水泳、テニス、ゴルフなどを再開して問題ありません。特にこの拡大広背筋皮弁という方法は、左右対称の綺麗な乳房がつくられ、腰も細くなり、異物の合併症もなく、一石二鳥、三鳥の方法です。

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乳癌乳房切断後 拡大広背筋皮弁による乳房再建後 乳頭・乳輪再建後
乳癌乳房切断後 拡大広背筋皮弁に
よる乳房再建後
乳頭・乳輪再建後
乳頭・乳輪もきれいに再建できます

乳房再建後1年ほど経って、再建乳房が安定してきたところで乳頭・乳輪の作成を行っています。
乳がんと反対側の健側乳頭を半分割してもらってきて移植する方法が色調や形状も似ており、もっともよい結果をもたらすので、これを多用してきました。
ただ、術後妊娠授乳を希望する患者さんは乳管部分を切ることにためらいがありましたが、乳頭の中央の乳管部分を残し温存して、乳頭の頸部で周囲をドーナツ型に剥離採取し採取部は授乳可能な状態で、患側乳頭作成部分に移植する方法を考案し良好な結果を得ています。
この方法は外国の医学雑誌に論文採用され、2012年の9月ジュネーブで行われた国際美容外科学会で発表し、「酒井のSpiral法」とよばれ好評を得て、最近はこの方法をよく用いています。

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乳癌乳房切断後 拡大広背筋皮弁による乳房再建後、乳頭・乳輪作製部の印付け 「酒井のSpiral 法」による乳頭・乳輪再建後
乳癌乳房切断後 拡大広背筋皮弁による
乳房再建後、乳頭・乳
輪作製部の印付け
「酒井のSpiral 法」に
よる乳頭・乳輪再建後
乳頭が陥没していたら酒井法で陥没乳頭修正

陥没乳頭の修正手術は非常に難しく、他のクリニックで修正術を受けても2か月くらいでまたもとに戻ってしまったといって当科へ来院する患者様がたくさんおられます。
とある大学の形成外科の教授は医局員に「難しいから絶対に手を出さない方がいい手術がひとつだけあり、それが陥没乳頭だ!!」と言っておられます。
酒井教授の開発した酒井法は、乳頭の中をしっかり観察しながら、乳管をできるだけ切らず温存して、乳頭を引きこんでいる組織を分離剥離し陥没を修正する方法で、形成外科の教科書にも載っていて、酒井法で手術を行えばほとんどの陥没乳頭は修正されています。
また、できるだけ乳管を温存するので、術後授乳が可能です。ただ、よそのクリニックで手術をされ再陥没した場合は瘢痕拘縮が強く、非常に手術はやりにくく術後授乳が無理になることがほとんどです。

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重症陥没乳頭 酒井による修正後乳汁分泌を認める
重症陥没乳頭 酒井による修正後
乳汁分泌を認める
乳房を大きくしたいなら豊胸術

本邦では乳房が小さく、それがコンプレックスで悩んでいる方が多いようです。これらの悩みを解消する手段として、豊胸術があります。
基本的にはシリコン・インプラントといってシリコンのゼリーが入ったバッグを胸部の乳腺の下や、さらにその下にある大胸筋の下に入れる手術を行います。
脂肪を注入したり、ヒアルロン酸を注入したりする方法もありますが、一度に沢山の脂肪を同じところに注入すると入れた脂肪が溶けて袋をつくったり、そこにしこりができて痛かったりして、それを除去して欲しいと来院する患者様が後を絶たない状態です。

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豊胸術前 シリコン・インプラントによる豊胸術後
豊胸術前 シリコン・インプラント
による豊胸術後
大きくて垂れ下がった乳房は乳房固定・縮小術

欧米では乳房が大きすぎて重くて肩が凝ったり、ブラジャーの紐が食い込んだり、腰が痛くなったり、垂れ下がった乳房が接触してアセモができたりで、それらを小さくする手術がよく行われます。酒井教授は米国留学中にこの乳房縮小術を沢山経験し当院でもやっています。
これらは乳房の組織を傷が目立たない状態で切除し形を整えます。乳房が下垂して形態の悪い状態や、小さくしたいが授乳機能を残しておきたいなどさまざまなケースがあり、それにあわせて手術の方法を選んで手術しています。
その他、乳房にも女性化乳房や左右差のあるもの、膨らんだ乳房を性転換で扁平にしたい手術もやっています。乳頭・乳輪にも分裂乳頭、扁平乳頭、さまざまな変形がありこれらの修正もてがけています。これらのさまざまな手術は酒井教授が編集した教科書「美容外科基本手術」に掲載されています。

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乳房縮小術前 乳房縮小術後(乳頭・乳輪は本人の乳頭・乳輪を移植移動)
乳房縮小術前 乳房縮小術後
(乳頭・乳輪は本人の
乳頭・乳輪を移植移動)
眼瞼がしわでたるんでいたり、眼瞼下垂にはしわとりや眼瞼下垂修正術

上瞼が下がっている状態には、生まれつきさがっているもの、筋肉や神経の病気によるもの、コンタクトレンズを長い年月使用していて起こったもの、加齢によるものなどいろいろなケースがありますが、その状態にあわせて手術を行っています。
瞼を持ち上げる筋肉が伸びたり弱くなって眼瞼下がっている状態には、筋肉を短縮して持ち上げます。皮膚まで余っていて垂れ下がって前が見にくい状態には、余剰の皮膚を切除します。
先天性などで瞼を持ち上げる筋肉の力が非常に弱い場合には、太ももの外側にある筋肉の膜を少しだけもらって上瞼にトンネルをつくってそこへ移植し、眉毛を持ち上げる筋肉と連結し上瞼の下垂を修正しています。このとき、上瞼に2か所3か所トンネルをつくる方法は煩雑で瘢痕もつくりやすいので、当院では1か所のトンネルのみで吊り上げ固定する方法で、よい結果を生んでいます。
これらの手術とともに、二重瞼など美容の手術もてがけ、これらも「美容外科基本手術」の教科書に載せてあります。

上眼瞼老化によるしわとたるみ 上眼瞼しわとり下垂修正後
上眼瞼老化によるしわとたるみ 上眼瞼しわとり下垂修正後
義眼の眼窩部が陥凹していたら眼窩部陥凹修正手術

子供のときに眼球の部分のがんなどで眼球を摘出した場合は、眼のまわりの組織が委縮したり、瘢痕でまわりの骨の成長ができずに陥凹してしまう場合が多く、このような場合は菓子箱の底を上げるように義眼の後ろに下腹部の目立たないところから採取した脂肪を移植して修正します。
また、義眼が入っている袋(結膜嚢)が小さく義眼が入りにくい場合は、そこに植皮や粘膜を移植して広げ、義眼を落ちにくくして形のいい義眼を入るようにしています。

右眼部腫瘍切除後の陥凹 眼窩に脂肪移植し底上げし義眼を装着後
右眼部腫瘍切除後の陥凹 眼窩に脂肪移植し底上げし義眼を装着後
眼瞼瘢痕拘縮には瘢痕拘縮修正術

瞼やその周辺の外傷や腫瘍切除で瞼周辺が瘢痕拘縮で引きつり、変形したり瞼がうまく閉じなかったりすることがあります。外傷による場合は3~6か月様子を見ていると、当初の傷はむくみがとれてかなり自然にも修正されますが、最終的には手術が必要となります。
二重瞼の線を整えたり、引きつっている瘢痕拘縮を切除しつつ、瘢痕の向きをしわの線の方向に持っていくなどして修正しますが、なかなか難しい状態もあります。睫毛が欠損してなくなった場合もその作成は難しいのですが、眉毛の毛の方向を考えて細く採取して移植し、修正して良好な結果を出しています。

外傷後
外傷後
修正術後かなり修正されたが睫毛がない 修正術後かなり修正されたが睫毛がない
修正術後かなり修正されたが睫毛がない
眉毛を移植し睫毛再建後 眉毛を移植し睫毛再建後
眉毛を移植し睫毛再建後
手術実績
診療科 術式 2016年度
形成外科 乳房再建術(自家組織、シリコン、乳頭再建含む) 23
眼瞼下垂 42
眼瞼形成手術(義眼床含む) 25
瘢痕形成術 17
下肢再建 16
その他の手術(局所麻酔での小手術含む) 38
161
外来医師担当表
曜日
午前 繼 渉 松崎 恭一
栄 由貴
(手術) 繼 渉 松崎 恭一
栄 由貴
交替制
午後 (手術) (手術) (手術)

【特記事項】
※★印は予約制となっております。

ご予約・お問い合わせ
電話03‐3451‐8121(代表)
※9:00~17:00の間にお願いいたします。

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