診療科のご案内

泌尿器科

尿路結石とは

腎臓結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石をまとめて尿路結石症と呼びます。原因はさまざまですが、生活習慣病のひとつにも挙げられ、30~60歳代の男性を中心に国内で増加している疾患です。いずれの結石も放置されると尿の流れを障害し、最終的に腎臓の機能を侵す可能性があります。

当科では、これらの結石に対して適切に診断し、外科的治療の必要があると判断した場合には開腹することなく結石を砕き、低侵襲(痛みや危険、負担が少ない)に患者様の身体の外に取り出します。

治療は、世間一般によく知られている体外衝撃波結石破砕術(ESWL)だけではなく、経尿道的結石破砕術(TUL とf-TUL)、経皮的結石破砕術(PNL)という内視鏡を用いた2つの手技も積極的に取り入れ、可及的速やかに尿の流れを回復させて腎臓の機能を適切に保つことに留意しています。尿路結石症は再発することもよく知られており、破砕治療後の患者様には原因検索とあわせ、定期的な検診をお勧めしています。

尿路結石破砕術

当科では、最新の体外式衝撃波破砕機(ドイツ・リチャードウルフ社製・ピエゾリス3000)と細い内視鏡とを組み合わせ、患者様の尿路結石(腎臓結石、尿管結石、膀胱結石)を切らずに破砕して身体の外に取り出します。

国内の外科的治療の約90%がこのESWLで行われていますが、尿路結石はESWLだけでは治療できないことがあります。

当科では、少しでも早く尿路結石による身体への影響(水腎症、尿路感染症、腎機能障害など)を取り除くために、ESWLだけではなく内視鏡を積極的に用いて治療することをモットーとしています。使用する内視鏡は、ホルミウムレーザー破砕機とリソクラストという最新の体内式の結石破砕機です。

結石破砕装置
(ドイツ・リチャード
ウルフ社製・ピエゾリス3000)

最新の体外式衝撃波破砕機の特長
(ドイツ・リチャードウルフ社製・ピエゾリス3000)

  • パワフルで最大の破砕治療効果
  • 2層式の圧電素子構造により高効率エネルギーで最大の破砕効果が得られ、治療時間は従来より短く40分程度になりました。
  • 正確な結石探査装置超音波とX線を用いて結石の位置を正確に探査できます。
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電話03‐3451‐8121(代表)

※9:00~17:00の間にお願いします。