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脳卒中リハビリテーション専門外来について

平成28年8月より、当院リハビリテーション科が脳卒中リハビリテーション専門外来を開設します。これは脳卒中による麻痺、痙縮(筋肉のこわばり)、高次脳機能障害(失語症、記憶障害、注意障害、脳卒中後うつなど)、痛み・しびれ、下肢装具の選択などにお悩みの患者様に対して、最新の治療と適切なアドバイスを提供する外来です。毎週水曜日午後に、角田亘医師が担当いたします(予約制)。かかりつけ医からの紹介状をご持参ください。

以下に、当外来で行う治療の概要をご紹介します。

経頭蓋磁気刺激(TMS=Transcranial Magnetic Stimulation)治療について

TMSは、非侵襲的に(身体に傷をつけずに)大脳の局所を痛みなく刺激する装置です。脳卒中患者様に対しては、「障害された神経機能(運動機能、言語機能など)を代償する部位(機能を補う部位)を活性化する」ようにTMSを用います。そして、同時に作業療法や言語療法などのリハビリテーションを併用することで、神経機能の回復、神経症状(片麻痺、失語症など)の改善が促進されます。TMS治療には適応基準(例えば、麻痺が非常に重度、意識障害がある、全身状態が悪い、頭蓋内に金属が入っている場合などは、TMSは行えません)があり、全ての脳卒中患者様に対して行えるわけではありませんが、当外来の担当医師はすでに600人以上の患者様に対するTMS治療の経験があります。TMS治療は入院したうえで行われます。

ボツリヌス毒素治療について

脳卒中によって麻痺が生じると、麻痺した手足の緊張が不必要に高まる(筋肉が固くなる、こわばる)ことがよくあります。これは"痙縮(けいしゅく)"という症状ですが、これに対する新しい治療法がボツリヌス毒素治療です。ボツリヌス毒素は筋肉を弛緩する(ゆるめる)作用をもっているため、固くなっている筋肉にこれを直接に注射すると痙縮が軽減します。"毒素"と名がついていますが、人工的に精製したものなので安全性は高く、副作用はほとんどありません。外来で注射することができ、一度の注射でおよそ3か月間にわたり効果が持続します。

高次脳機能障害について

脳卒中発症後に失語症(言葉の不自由)、記憶障害、注意障害(ぼんやりとしている)、性格変化、行動障害(やる気が出ない、すぐに怒り出す)、うつ症状などが出現することは決して珍しくはありません。これらの症状はまとめて"高次脳機能障害"と称されます。脳卒中患者様の場合、たとえ手足の動きが保たれていたとしても、高次脳機能障害が存在すると、日常生活や社会生活が妨げられることがあります。特に、高次脳機能障害のために復学や復職が困難になるケースは多々あります。よって当外来では、各患者様の高次脳機能障害を詳細に評価・検査したうえで、日常生活・社会生活をより良くするためのリハビリテーションを行います(投薬を試みる場合もあります)。必要があれば、自主トレーニングの指導も行います。

脳卒中後の痛み・しびれの治療について

脳卒中による手足や顔面の痛み・しびれに対しては、当初は新しい鎮痛剤が試されます。鎮痛剤にはいくつかの種類があり、それぞれで効力が異なるため、患者様個々に適した鎮痛剤を選択します。鎮痛剤が効かない難治性の痛みの場合は、脊髄刺激をお勧めする場合があります。脊髄刺激は腰背部から細い導線を体内に入れて、そこから微弱な電流を流して脊髄を直接に刺激するという装置です。当院の場合、実際の脊髄刺激埋め込み手術は脳神経外科医が担当します(リハビリテーション科から担当医にご紹介します)。

下肢装具について

脳卒中で下肢麻痺が生じた場合、足関節の背屈障害(つま先を持ち上げることができない)、下垂足もしくは尖足(=せんそく。つま先が下に垂れてしまって、かかとが浮いてしまう)、内反(足の内側が浮いてしまう)がみられ、歩行障害を呈することがよくあります。このような場合、下肢装具(膝より低い高さまでの"短"下肢装具で様々な種類があります)を適切に用いることによって、歩行困難を改善させることができます。よって当外来では、専門資格をもった義肢装具士と協力して、各患者様が最適な下肢装具を選択できるように、アドバイスもしくは装具作成を行います。

ご予約・お問い合わせ
電話03‐3451‐8121(代表) ※月~金曜日8:30~17:30の間にお願いいたします。
電話03-3451-8225(初診予約専用) ※月~金曜日9:00~12:00、13:00~17:00の間にお願いいたします。

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