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脊椎脊髄センター > 脊椎最小侵襲手術の種類と方法・環軸椎回旋位固定

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脊椎最小侵襲手術の種類と方法

最環軸椎回旋位固定
(atlantoaxial rotatory fixation : AARF)

ハローベスト固定による保存治

環軸椎回旋位固定(atlantoaxial rotatory fixation : AARF)とは、頚椎が一方に偏屈しその反対側に回旋する、いわゆる斜傾と呼ばれるcock-robin position (コマドリが首を傾けている姿)を呈する病態です。環軸関節が亜脱臼し、首が傾いたまま動かなくなってしまいます。

環軸椎発症早期のAARFの多くは、局所の安静や頚椎カラー、あるいは牽引療法などの保存治療に反応し、良好な経過をたどります。しかしながら、発症後2-3ヵ月以上経過した陳旧性のAARFにおいては、C2 facet deformityという環軸関節の変形をきたし、整復が困難となったり、再発が多いため手術が唯一の治療法とされていました。

我々は世界で初めて、手術を行うことなく、全身麻酔下に環軸関節を整復し、その後にハローベストを装着して整復位を保持する新たな手法により、C2 facet deformityが2-3ヵ月で十分なリモデリング(関節修復)を獲得できることを明らかとしました。これまで多くの陳旧例において、リモデリング療法による保存治療が奏功しています。

腫瘍が脊髄を圧迫
陳旧性環軸関節回旋位固定の症例
陳旧性環軸関節回旋位固定の症例
陳旧性環軸関節回旋位固定の症例
陳旧性環軸関節回旋位固定の症例

陳旧性環軸関節回旋位固定の症例です。

(a)全身麻酔下で良好な整復が得られ、環軸関節の変形(b黒矢印)がみられます。外固定により関節変形の良好なリモデリング(関節修復)がみられ(c1ヵ月、d2ヵ月)、手術をせずに整復が得られました。

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