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臨床研究

再発転移唾液腺がん対象の治験のご案内

※ 詳しくは「唾液腺がんの治験のご案内をご覧ください。

唾液腺悪性腫瘍のゲノム・エピゲノム解析による病態解明
(診療情報および診療時に採取・保管された検体を用いた研究に関するお知らせ)

※ 詳しくは「唾液腺悪性腫瘍のゲノム・エピゲノム解析による病態解明 をご覧ください。

【平成28年度より】
唾液腺悪性腫瘍には、耳下腺がん、顎下腺がん、舌下腺がん、口腔内の小唾液腺がんが含まれます。これらの唾液腺悪性腫瘍は、発生頻度が低いため、有効と評価されている薬剤は未だに存在しません。有効な診断方法及び分子標的治療法を開発するためには、実際の唾液腺悪性腫瘍検体における遺伝子異常を明らかにし、発がん原因となる変異を同定することが重要です。本研究では、共同研究機関において採取される臨床試料を対象として、東京大学細胞情報学分野およびゲノム医学講座において、網羅的にゲノム解析・エピゲノム解析・発現解析を行い、唾液腺悪性腫瘍における具体的な発がん機構を解明することを目指します。

化学放射線療法を受ける頭頸部がん患者のADL困難感に着目した新たな指標
「病院版Functional Independence and Difficulty Scale」開発と臨床応用に関する研究

【平成27年度より】
既存の日常生活活動(ADL)評価指標では,化学放射線治療中の細やかなADL変化(有害事象発生に伴うADLへの影響)を捉えることが困難であり,臨床現場において医療従事者の経験や主観に大きく依存する現状である。本研究では, 化学放射線治療(シスプラチンあるいは分子標的薬併用)目的で入院された頭頸部がん患者を対象にADL困難感に着目した新たな指標「病院版Functional Independence and Difficulty Scale」の開発と臨床応用について検討することを目的とする。
(リハビリテーション科による共同研究)

舌亜全摘出患者における咀嚼中の下顎運動範囲と主観的/客観的咀嚼機能評価の関係

【平成26年度より】
舌亜全摘出患者において、舌運動障害の代償として下顎運動が担っている咀嚼機能の役割を評価検討する。
(リハビリテーション科による共同研究)

咽喉頭癌に対する経口的切除術とインドシアニングリーン蛍光法センチネルリンパ節生検術による低侵襲手術の研究

【平成25年より】
センチネルリンパ節生検術の概念に基づく診断法は、転移する最も可能性の高いリンパ節を直接同定し、微小転移段階で治療することを可能にし、予後不良な後発転移再発を防ぐことができます。近年早期咽喉頭癌の診断が内視鏡特殊強観察の技術により可能となってきたが、治療法の確立はまだまだ十分とは言えません。特に潜在的リンパ節転移に対する低侵襲治療の開発は行われていません。
咽喉頭癌にRI法を行う場合、内視鏡下注入が必要となるため大きな制限を伴います。経口的切除法に非RIのSN生検法を併用する治療法は、最適かつ低侵襲な治療ができると期待されます。イ ンドシアニン・グリーン(以下ICG)の 蛍光特性を利用して頭頸部領域のSNを同定できれば、従来はトレーサーにRIを使用していることによる医療従事者および被験者の被曝、施設の制限、手続きの煩雑さなどが多く解消され、どの施設でも行うことが可能となり、医療のきんてん化に役立つことが期待されます。また低コストのため医療費の削減にも寄与できます。臨床的にリンパ節転移を認めない咽喉頭癌症例についてICGを用いたSN同定および生検術の有用性を検討しています。

甲状腺未分化癌に対するweekly paclitaxelによる化学療法の認容性、安全性に関する前向き研究(ATCCJ-TXL-P2)-多施設共同研究(登録終了しました)

【平成24年より】
甲状腺未分化癌患者に対して、Weekly paclitaxelによる化学療法の安全性・認容性について検討しています。
また、評価可能病変を持つ症例については抗腫瘍効果についても併せて検討しています。

頭頸部がん患者のQOL-治療と嚥下機能、身体機能、自己効力感についての研究

【平成24年より】
周術期頭頸部がん患者の手術後の嚥下可否を手術前後の姿勢アライメントを含めた交絡因子から推測できるかその可能性について、あるいは手術侵襲の程度あるいは放射線療法後から頭頸部がん患者の食事開始時期、食形態変化と、治療前後から自宅復帰後におよぶまでの身体機能(言語、姿勢、運動機能、呼吸機能)変化や自己効力感(健康関連QOL、疼痛)変化について治療内容との関連性を明らかにします。
(リハビリテーション科による共同研究)

再発転移唾液腺がん・涙腺がん症例に対する薬物療法の研究

【平成23年より】
近年、耳下腺がん、顎下腺がん、舌下腺がん、口腔内の小唾液腺がんや涙腺がんの一部の症例においてヒト上皮増殖因子受容体2型(HER2)蛋白やアンドロゲン抗体(AR)が過剰発現していることが報告されています。これらは乳がんや前立腺がんにおいて重要な治療の標的とされており、唾液腺がん、涙腺がんの治療にも応用できる可能性があります。再発転移した唾液腺がん、涙腺がん患者さんのうち、HER2陽性の場合は乳がん治療に準じたハーセプチン・タキソテール併用療法を、AR陽性の場合は前立腺がん治療に準じた抗アンドロゲン療法(リュープリンとビカルタミド錠の併用療法)を行い、本治療の安全性や有効性について検討しています。

唾液腺導管がんに対する多施設共同による臨床的・病理学的検討

※詳しくは「多施設共同による唾液腺道管癌の後方視的観察研究 をご覧ください。
【平成23年より】
唾液腺導管がん(Salivary duct carcinoma、SDC)は、唾液腺悪性腫瘍の中では著しく悪い予後が報告されており、新たな治療戦略の開発が望まれています。しかし、発生頻度が低く、臨床的特徴も十分に検討されておりません。そこで多施設で経験した唾液腺導管がん症例の臨床情報を集積し、病理組織学的特徴、免疫組織学的特徴(HER2、EGFR、アンドロゲン受容体タンパク過剰発現の有無)、分子生物学的特徴(HER2遺伝子増幅の有無)を再検証し、SDCの特徴を調査研究しています。

甲状腺がんにおけるEGFR発現に関する研究(登録終了しました)

【平成22年より】
甲状腺乳頭がんは外科的切除が治療の第一選択です。しかし、周囲の臓器に強い浸潤傾向を示した場合や遠隔転移を来した場合は、手術以外の治療が必要となります。放射性ヨード治療もその一つですが、無効であることもあり、さらなる新たな治療法の開発が望まれています。上皮成長因子受容体(Epidermal Growth Factor Receptor, EGFR)の過剰発現はさまざまな悪性腫瘍において報告がなされており、非小細胞肺がんに対するゲフィチニブなどのEGFRチロシンキナーゼ阻害剤、大腸がんに対するセツキシマブなどの抗EGFR抗体薬が有名です。しかし、甲状腺乳頭がんではEGFRの発現に関しては、ほとんど報告がありません。当センターで治療目的に切除された甲状腺乳頭がん患者さんの摘出標本で、EGFRタンパクの免疫染色を行い、その発現率、臨床像、予後との関連を検討し、将来的な分子標的治療の可能性を検討する予定です。

N0口腔がんにおける選択的頸部郭清術とセンチネルリンパ節ナビゲーション手術の無作為比較試験

【平成21年度厚生省労働科学研究費補助金がん臨床研究事業研究班 「センチネルリンパ節理論による頭頸部微小転移の解明と個別的治療法の開発」 】
頭頸部がんにおいて、センチネルリンパ節(SN)理論による微小なリンパ節転移機構の解明と、患者様個別の低侵襲治療法の開発をめざしています。転移する可能性の最も高いリンパ節を直接同定し、ごく早期の段階で治療するため、ラジオアイソトープ(radioisotope,RI)を用いたSN生検法に基づいた予防的頸部郭清術と、現在主流の一律的な選択的頸部郭清術との間で、生存率、術後機能障害などを比較検証しています。

T2~4舌がんに対するcisplatinを用いた浅側頭動脈よりの超選択的動注化学療法と放射線療法の同時併用療法に関するphase II study(登録終了しました)

【平成20年より】
舌がんの手術治療後に咀嚼・嚥下・構音機能障害、審美障害を生ずることがあり、これを避けるための治療戦略の一つとして動注併用化学放射線療法があげられます。近年、浅側頭動脈より逆行性に彎曲カテーテルなどを用いて超選択的に腫瘍の栄養血管に挿入する方法が報告されました。この動注法を利用し舌癌症例に対する超選択的動注化学放射線療法の安全性と有効性を確認するため、多施設共同の1施設として、本研究が企画実施されています。

頭頸部がんに対するDocetaxel + Cisplatin + S-1(DCS)併用療法の臨床第Ⅰ/Ⅱ相試験(登録終了しました)

【平成19年より】
近年、進行頭頸部扁平上皮がんに対して、シスプラチン、5-FU、ドセタキセル同時併用療法が開発され、高い有効性を示すことから広く実施されています。しかし、5-FUを投与するためには120時間持続点滴が必要なため、患者様への負担などの面から、より簡便な方法が模索されています。そこで、5-FUのかわりに経口剤であるS-1を用いたドセタキセル+シスプラチン+S-1の併用療法(DCS療法)について、有効性と安全性を検討しています。

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