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国際医療福祉大学 三田病院

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2016/09/29

第54回健康セミナー開催レポート

質問に答える海老沼医師

けんこう体操

9月17日(土)、三田病院最上階(11F)の三田ホールで第54回健康セミナーを開催いたしました。健康セミナーは、一般の方を対象に毎月1回定期開催する公開講座で、気になる疾患の予防や治療について、当院の専門医たちがわかりやすく解説します。

第54回健康セミナーでは、「肝臓疾患における誤解と最新の治療」というテーマで、消化器内科 海老沼浩利医師が講演されました。
昨今の医療の進歩により、肝臓疾患においてこれまで語られてきたことは過去のこととなったこともたくさんありますが、残念ながら新しい知見が広く知られているとは限らず、古い知識のまま、いわゆる誤解したままの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回はC型肝炎、B型肝炎、脂肪肝、肝細胞がんにテーマを絞り、最新の治療について教えていただきました。
まずC型肝炎は、かつては不治の病といわれていましたが、直接作用型抗ウイルス薬の登場により、現在は根治できるようになったそうです。新たな感染を生じさせないため、また、がん発症を防止するためにも積極的に治療に取り組むべきとのことでした。一方でB型肝炎は完全にウイルスを排除することはできず、治療によりウイルスを抑え込むことはできても、免疫力の低下等により肝炎が再燃することがあるそうです。そのため、B型肝炎の場合は定期的な検査と継続的な治療が必要であることが理解できました。また近年、糖尿病や肥満によって肝障害が生じることや、脂肪肝は肝硬変に進行する可能性があることも分かってきました。脂肪肝を指摘された場合は、肝脂肪量を知るために肝線維化を測定することが大切であること、そして治療法は運動と食事のカロリー制限であるため生活習慣を見直す必要があることを教えていただきました。肝臓ががんの原発となっている原発性肝がんの約95%を占める肝細胞がんは、日本では手術に限らず多彩な治療法があるため、がんの状態に合わせて治療法を検討できるそうです。そして、何よりも大切なのは早期発見とのことでした。慢性的な肝疾患がある場合は定期的に検査を受けることが重要です。

講演後はリハビリテーション室スタッフによるけんこう体操が行われました。今回は上半身、下半身それぞれを動かす体操を教えていただきました。体を動かすと気持ちもすっきりし、運動が心まで軽くしてくれることを実感できます。毎回教えていただく体操は座ってできる簡単なものですから、気分を変えたい時などにも取り入れていきたいと思います。

次回は2016年10月22日(土)、呼吸器内科 長瀬清亮医師を講師に迎え、「患者様から学ぶこと、患者様に伝えたいこと〜肺がんの薬物治療を通して〜」のテーマで講演会を開催する予定です。

進行した肺がん患者様の多くに薬物治療が選択されます。喫煙と関係なく、遺伝子の変異により生じるタイプも明らかになり、有効な分子標的薬とよばれるお薬が使われています。また、昨年末に待望のがん免疫療法が標準治療の一つとして登場しました。
がんと告げられた時に、治療に期待すること、副作用や将来への不安などは患者様やご家族で違うと思います。治療が進む中で、がんに伴う症状の悪化や病状の進行、つらい副作用を経験されることもあるでしょう。我々は最新の研究の情報だけではなく、担当している患者様はもちろん、実際に様々な薬物治療を受けられた肺がん患者様のアンケート調査からも多くのことを学んでいます。

本セミナーではそれらをご紹介するとともに、我々が患者様に合った治療方針を長期的な視点で考えていることをお伝えできればと思います。そして皆様が、“自分らしく”生きるための参考にしていただけたら幸いです。


どなたでもご参加いただけますので、ぜひお申し込みください。

◎お申し込みは、三田病院健康セミナーのお申込みフォームから、またはお電話でお願いいたします。
TEL 03-3451-8123(人事総務課)
※受付時間 月曜〜土曜日(8:30〜17:30)

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