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国際医療福祉大学 三田病院

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2017/01/05

第57回健康セミナー開催レポート

質問に丁寧に答える須田医師

けんこう体操

12月17日(土)、三田病院最上階(11F)の三田ホールで第57回健康セミナーを開催いたしました。健康セミナーは、一般の方を対象に毎月1回定期開催する公開講座で、気になる疾患の予防や治療について、当院の専門医たちがわかりやすく解説します。

第57回健康セミナーでは、「外反母趾って病気?治るの?」というテーマで、整形外科 須田康文医師が講演されました。
外反母趾とは、母趾(足の親指)の先端が第2趾にむかって傾くとともに、つけ根が内側にせり出す変形のことを言います。このような変形の原因として、遺伝・性別などの内的要因、ハイヒールを履くなどの外的要因が挙げられますが、詳細についてはまだ分かっていなことがあるそうです。最近の研究で、外反母趾は65歳以上の日本人の29.8%に生じていて、女性では41.1%、男性でも11.6%の頻度で生じ、男性の発生も少なくないことが分かってきました。外反母趾は変形と症状が一致しないこともしばしばあり、変形が強くてもあまり症状のない方もいれば、変形が軽度でも強い痛みを訴える方もいるそうです。
診断を確実にするためには、患者様の訴えを聞き、視診・触診・検査の結果から訴えを分析し、病態・病因を推察、隠れた症状を見つけ出していくことが必要だそうです。外反母趾の治療には、保存療法として適切な靴選びの指導、運動療法、装具療法があり、症状が軽快されない場合は手術療法が考慮されます。手術としてはDLMO法(第1中足骨遠位直線状骨切り術)が一般的ですが、細部の違いにより種類は130以上もあるそうです。経験豊富な医師が慣れた術式で行えば、おおむね良好な術後成績が得られるそうですが、術後2〜3か月は日常生活が制限され、スポーツ等にも影響がある場合があるため、術前にこういったことへの見通しを明らかにすることが医師としては大切だそうです。足を診てもらうのはついつい遅れがちになりますが、信頼できる専門医にできるだけ早く診てもらいたいと思いました。

講演後はリハビリテーション室スタッフによるけんこう体操が行われました。今回は外反母趾を予防する体操を教えていただき、みな真剣に取り組んでいました。

次回は2017年1月14日(土)、心臓血管センター 仲村輝也医師を講師に迎え、「心臓病と脳梗塞の意外な関係」のテーマで講演会を開催する予定です。

心房細動(しんぼうさいどう)は日常診療でとても多く見られる不整脈であり、加齢に伴い増加し、また高血圧、糖尿病患者に多く合併すると言われています。この疾患は動悸(どうき)、息切れなどの心不全症状を引き起こすばかりでなく、心臓内に血栓(けっせん)を形成し、脳梗塞を合併しやすいという特徴があります。
心房細動の治療においては、心不全症状を抑える治療のみならず血栓に対する予防が非常に重要です。血栓予防法の中心は薬物治療(抗凝固療法)ですが、副作用も多く、脳梗塞を発症するリスクを点数化して治療が必要か否かを慎重に判定します。心不全症状が強い場合や再発を繰り返す場合にはもう一つの柱である非薬物療法(カテーテルまたは外科手術)が取られる場合があります。薬物、非薬物療法いずれも近年進歩しており、今後さらに成績向上が期待されます。現在の治療成績と今後の課題について皆様といっしょに考えたいと思います。

どなたでもご参加いただけますので、ぜひお申し込みください。

◎お申し込みは、三田病院健康セミナーのお申込みフォームから、またはお電話でお願いいたします。
TEL 03-3451-8123(人事総務課)
※受付時間 月曜〜土曜日(8:30〜17:30)

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