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国際医療福祉大学 三田病院

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2017/05/01

第61回健康セミナー開催レポート

質問に答える村井医師

けんこう体操

4月15日(土)、三田病院最上階(11F)の三田ホールで第61回健康セミナーを開催いたしました。健康セミナーは、一般の方を対象に毎月1回定期開催する公開講座で、気になる疾患の予防や治療について、当院の専門医たちがわかりやすく解説します。

第61回健康セミナーでは、「その物忘れ大丈夫ですか!?―認知症との上手なつきあい方―」というテーマで、神経内科 村井弘之医師が講演されました。

現在、認知症に対して使用可能な薬剤は、認知症を根本的に治療するものではなく、対症療法に当たるものだそうです。対症療法の観点からいえば、家族や周囲の人たちのかかわりも対症療法の一つといえ、このかかわり方によっては症状をよくすることも悪くすることもあるそうです。認知症とつきあう上で最も大切なことは、本人には病識がなくプライドは保たれることを理解しておくことです。同じことを何度も言うのは海馬がこわれているからで、仕方がないこと。家族や友人は毎回初めて聞いたように振る舞うべきで、決してプライドを傷つけるようなことを言ってはいけないそうです。何よりも家族が認知症を受容して変化することが重要だそうです。また、昔のことは比較的よく覚えていることから、昔の話で楽しく盛り上がるというのも対症療法になるそうです。これは回想法といわれていて、会話がはずむと脳の血流がよくなることも証明されていることから、楽しい会話を「演出」することが大切だそうです。さらに、認知症予防のための4つのポイントを教えていただきました。それは、運動、食事、知的活動、社会性です。運動や食事は認知症の危険因子と考えられる生活習慣病を予防する意味でも、とても大切だそうです。また、脳は使うことが大切なので、知的活動として趣味などを楽しみ、続けることが肝心です。社会性を保つためには仕事や役割を持ち、コミュニケーションをとること、家族や友人との交流を多く持つことが大切であることを教えていただきました。質疑応答でも、認知症の方とかかわっていくうえでの不安や悩みからくる質問が多く、認知症とどのようにつきあっていくかというのは関心の高いテーマであることが伺えました。

講演後はリハビリテーション室スタッフによるけんこう体操が行われました。今回は立って体操を行える方は立った状態で体操に取り組んでみました。座ったままの方もいらして、さまざまなバリエーションの運動を教えていただきました。その時その時の身体の状態に合わせ、無理なく取り入れていけそうです。

次回は5月13日(土)、消化器内科 樋口肇医師を講師に迎え、「抗がん剤治療にまつわる諸問題:説明を聞いてもなんだかよく分からない事」のテーマで講演会を開催する予定です。

「あなたの病気の治療には抗がん剤治療が必要です」と説明を受けて、いざ治療を始めてみると、「理解したつもりだったけど、実はなんだかよくわからない事」がたくさん出てくるものです。治療を続けていくうちに診察室の中では、難しい専門用語も次第に当たり前のように使われていきます。いつの間にか治療についていくことに精いっぱいになってしまい、「そもそも何のための抗がん剤治療?」という、最初の目標がぼやけてきてしまう方も出てくるかも知れません。

「抗がん剤はいつまでするの?」「仕事は辞めなければならないの?」「薬が効くってどういうこと?」「旅行に行ってもいいの?」など、本セミナーでは、私の専門とする消化器領域のがん(食道がん、胃がん、大腸がん、膵臓がん、胆道がん、など)を中心に、抗がん剤治療にまつわる諸問題をテーマに取り上げてみたいと思います。

皆様の疑問に、少しでもお応えできるようなセミナーにできれば幸いです。

どなたでもご参加いただけますので、ぜひお申し込みください。

◎お申し込みは、三田病院健康セミナーのお申込みフォームから、またはお電話でお願いいたします。
TEL 03-3451-8123(人事総務課)
※受付時間 月曜〜土曜日(8:30〜17:30)

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