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国際医療福祉大学 三田病院

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2017/07/01

第63回健康セミナー開催レポート

講演する河島医師

けんこう体操

6月10日(土)、三田病院最上階(11F)の三田ホールで第63回健康セミナーを開催いたしました。健康セミナーは、一般の方を対象に毎月1回定期開催する公開講座で、気になる疾患の予防や治療について、当院の専門医たちがわかりやすく解説します。

第63回健康セミナーでは、「切って治す脳卒中」というテーマで、脳神経外科 河島雅到医師が講演されました。

脳卒中とは急激に起こる脳血管障害のことで、昭和40年代までは日本人の死亡原因の1位を占めていました。その後、降圧治療や減塩指導などにより、脳卒中による死亡率は減少しているそうですが、脳卒中は発症すると様々な後遺症を引き起こすことがあり、これが生活の質を落とす原因となります。気をつけたい脳卒中ですが、外科治療を行うことで、発症を未然に防ぐことができるそうで、今回は脳卒中を予防する外科治療について教えていただきました。

まずはくも膜下出血ですが、くも膜下出血は脳血管の分岐部に生じた脳動脈瘤(コブ)が破れることで生じます。最近は脳ドックなどで未破裂脳動脈瘤(破れる前のコブ)が見つかる機会が増えていて、状況によっては破れる前にコブを処理することができるそうです。手術方法は、頸部クリッピング術(開頭術)とコイル塞栓術(カテーテル)の2種類がありますが、どちらの方法も治療成績に大きな差はなく、最近の医療機器・技術の発達により、安全に行えるようになったそうです。次に頚動脈狭窄症のケースの解説がありました。頚動脈は顎の下あたりで脳に行く血管(内頚動脈)と顔面に行く血管(外頚動脈)に分岐していて、この部分はプラークといわれる付着物が血管壁にできることが多くあるそうです。プラークが大きくなってくると脳に行く血流が低下して脳梗塞を発症したり、プラークそのものが破綻して脳血管を閉塞させたりします。したがって、プラークの状態が悪い場合は頚動脈内膜剥離術という手術で摘出することがあり、これは頚動脈を切開しプラークをくりぬく手術になります。この手術が適切に行われると、その後の脳梗塞発症を予防することができるそうです。

医療の発達した現代は、脳卒中を引き起こす原因となるものを以前よりは見つけやすくなり、さらにそれを発症前に比較的安全に処置することができるようになったことが理解できました。人間ドックや健康診断を積極的に受け、危険なものが見つかった場合は生活に注意するのはもちろんですが、手術などを受けるといったことも選択肢の一つにしたいと思いました。

講演後はリハビリテーション室スタッフによるけんこう体操が行われました。思いっきり身体を伸ばすと気持ちまですっきりし、日常生活でも気分転換をしたい時などに取り入れたいと思いました。

次回は7月15日(土)、整形外科・脊椎脊髄センター 石井賢医師を講師に迎え、「首こりと腰痛の予防と解消法」のテーマで講演会を開催する予定です。

現代社会において、肩こり・首こり・腰痛は運動器の国民病となっています。このいずれかは、皆さんも一度は経験をされた事がある症状だと思います。一方で、慢性的なこりや痛みは、肉体的なダメージだけでなく、精神的なストレスをもたらし、生活の質を著しく低下させます。

首こりや腰痛は、様々な原因により生じます。その多くは筋肉の炎症由来ですが、なかには背骨の加齢変化や変形、神経の圧迫、内科疾患、精神的ストレスなどが原因の事もあり、適切な治療を要する例も少なくありません。

本セミナーでは、首こりと腰痛における原因や症状などの一般的な知識、予防法、解消法、様々な専門的な治療法についてご紹介したいと思います。どうぞお気軽にご参加下さい!

どなたでもご参加いただけますので、ぜひお申し込みください。

◎お申し込みは、三田病院健康セミナーのお申込みフォームから、またはお電話でお願いいたします。
お電話でのお申し込みは、総務課までお願いいたします。

TEL 03-3451-8123(人事総務課)
※受付時間 月曜〜土曜日(8:30〜17:30)

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