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国際医療福祉大学 三田病院

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2018/07/03

第75回健康セミナー開催レポート

丁寧に質問に答える臼井医師

けんこう体操

6月30日(土)、三田病院最上階(11F)の三田ホールで第75回健康セミナーを開催いたしました。健康セミナーは、一般の方を対象に毎月1回定期開催する公開講座で、気になる疾患の予防や治療について、当院の専門医たちがわかりやすく解説します。

第75回健康セミナーでは、「長寿社会と目の病気〜視力を健やかに守りましょう〜」というテーマで、眼科 臼井智彦医師が講演されました。

我々の生活の大部分は目から得る情報によって成り立っています。聴覚・嗅覚・触覚・味覚など様々な感覚器が我々の身体にはありますが、情報の80%は視覚から得られているという説もあり、眼は生活の質(QOL : quality of life)の維持のためにも、もっとも重要な臓器の一つであると言えるそうです。眼の病気には急激に進行するものと、慢性的にゆっくり進むものがあります。急激であれば視力低下の自覚が明らかなのですぐに受診することもできます。一瞬で目の前が真っ暗になる網膜中心動脈閉塞症、飛蚊症、コンタクトレンズの不適切な使い方によって発症するアカントアメーバ角膜炎などはそれにあたり、眼に何らかの異常を感じたら、その大小に関わらず眼科を受診するといいそうです。

一方、自覚症状がほとんどなく進行する病気もあるそうで、その代表的なものが白内障や緑内障です。白内障は眼の中でレンズの役目をする水晶体が混濁する病気で、その多くは加齢によるものです。水晶体は混濁すると硬くなってくるためピント合わせが難しくなってきます。ほとんどの白内障はゆっくり進むため、気がついたときにはかなり進行していることが多いそうです。現代では薬で治すことはできませんが、手術ができますので、眼科医と相談し、適切な時期に手術を受けるといいそうです。緑内障は眼と脳をつなぐ視神経の障害により視野が欠けていく病気です。やはりゆっくり進み、中期から末期にならないと視野欠損を自覚しないため、40代になったら眼科検診を受けるといいそうです。適切な治療が行われていれば初期から末期になるまで平均で30〜40年ぐらいと言われていますので、しっかり眼圧を下げる治療を受けることで失明しないで済むそうです。しかし急性発作を起こす場合もあり、放置すると一晩でもかなり視野が欠けることもあるそうです。また、眼の症状よりも急激な眼圧上昇で頭痛や吐き気を訴えることも多く、眼科医がいない病院では発見が遅れる場合もあるそうです。

このように眼には様々な病気が起こります。自覚症状があればもちろん、自覚症状がなくても眼科を定期的に受診することが大切で、それがこの長寿社会において視力を長く守る秘訣であることが理解できました。

講演後はリハビリテーション室スタッフによるけんこう体操が行われました。身体の節々を伸ばすことで気持ちもリラックスし、同時に頭もすっきりします。これまでに教えていただいた体操で実行しやすいものをいくつか組み合わせて、気分転換したいときなどに取り入れていきたいと思いました。

次回は7月21日(土)、腎臓・高血圧内科 小島智亜里医師を講師に迎え、『「腎臓が悪い」と言われたら…』のテーマで講演会を開催する予定です。

慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:CKD)とは、蛋白尿や腎機能低下が慢性的に続く状態で、放置したままにしておくと末期腎不全となり、人工透析や腎移植が必要となります。成人の約8人に1人がCKDといわれ、私達の生活をおびやかす新たな国民病とも言われています。さらにCKDでは、心臓病や脳卒中などの心血管疾患にもなりやすいことが明らかになっています。CKDは高血圧、肥満、糖尿病、脂質異常症、喫煙、高尿酸血症といった生活習慣や生活習慣病が強く関係しており、CKDを発症させないこと、早期に発見して治療を開始すること、重症化を予防することがとても重要です。

CKDは誰もがかかる可能性のある病気です。今回のセミナーでは皆様の腎臓の働きを守るためのお話をさせていただきます。

どなたでもご参加いただけますので、ぜひお申し込みください。

◎お申し込みは、三田病院健康セミナーのお申込みフォームから、またはお電話でお願いいたします。
お電話でのお申し込みは、総務企画課までお願いいたします。

TEL 03-3451-8123(総務企画課)
※受付時間 月曜〜土曜日(8:30〜17:30)

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