お知らせ

2018.03.29

第72回健康セミナー開催レポート

3月17日(土)、三田病院最上階(11F)の三田ホールで第71回健康セミナーを開催いたしました。健康セミナーは、一般の方を対象に毎月1回定期開催する公開講座で、気になる疾患の予防や治療について、当院の専門医たちがわかりやすく解説します。

第72回健康セミナーでは、「“尿路結石”あなたならどうする?‐健康診断で尿路結石といわれたら‐」というテーマで、泌尿器科(尿路結石破砕治療センター) 荒川孝医師が講演されました。

尿路結石とは腎臓結石・尿管結石・膀胱結石・尿道結石など、尿の通り道(尿道)にできる結石の総称で、尿中のシュウ酸・リン酸・カルシウム・尿酸・シスチンなど尿に溶けにくい物質が過飽和の状態になるとできるそうです。尿路結石には様々な因子が関係していますが、近年もっとも関与を指摘されているのが脂肪分・塩分・糖分の過剰摂取など、いわゆる食事の欧米化だそうです。健康診断などの腹部超音波所見の項目に「腎石灰化」とある場合がありますが、石灰化とは結石になる一歩手前の状態で、次年度まで経過を診ることになります。また、「腎結石」とある場合は泌尿器科医を受診することが勧められるそうです。しかし、「経過を診てよい」と言われた場合は注意が必要で、気がついたら結石が腎臓に負担をかけるほどの大きさになることもあるそうです。このようなことを避けるためには、尿路結石の外科的治療を実施している医療機関で、さらに日本尿路結石症学会に入会している医師のいる施設が勧められるそうです。もし、健康診断等で結石を指摘されたら、教えていただいたような医療機関で専門医に診ていただくことが大切であると理解できました。

講演後はリハビリテーション室スタッフによるけんこう体操が行われました。今回は座ったままでも、また立った状態でもできる体操を教えていただきました。身体を動かすと気分もすっきりするので、気分転換したい時などには教えていただいた体操を行ってみたいと思いました。

次回は4月14日(土)、悪性リンパ腫・血液腫瘍センター 畠清彦医師を講師に迎え、「リンパ節が腫れてるって言われましたが、大丈夫?」のテーマで講演会を開催する予定です。

リンパ節という言葉をご存知ですか?「白い巨塔」というテレビ番組では、胃がんがリンパ節に転移し胸水が溜まって患者の病状が悪化しました。「私、リンパマッサージを受けると気持ちがいいのよ」という話もよく聞きます。今回はリンパ節が腫れた、大きくなったとはどんな意味をもつのか、どのような検査をして、どう対処するといいのかをお話します。具体的には、放っておいていいのか、治療すべきなのか、どんな病気のサインなのか、検査は何があるのか、どの科に受診すべきなのかを学びましょう。

さらに、リンパの病気であるリンパ腫とはどんな病気か、リンパ節転移とはどのくらい心配する必要があるのかもお話します。リンパ腫はWHO分類で60種類以上あり、年間新たに罹患する人は日本人で1万人を超えています。抗がん剤で治る疾患も多く含まれていますから、ぜひこの機会に学んでみましょう。

どなたでもご参加いただけますので、ぜひお申し込みください。

◎お申し込みは、三田病院健康セミナーのお申込みフォームから、またはお電話でお願いいたします。
お電話でのお申し込みは、総務企画課までお願いいたします。

TEL 03-3451-8123(総務企画課)
※受付時間 月曜~土曜日(8:30~17:30)

たくさん寄せられた質問に
丁寧に答える荒川医師

けんこう体操

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