お知らせ

2018.04.27

第73回健康セミナー開催レポート

4月14日(土)、三田病院最上階(11F)の三田ホールで第73回健康セミナーを開催いたしました。健康セミナーは、一般の方を対象に毎月1回定期開催する公開講座で、気になる疾患の予防や治療について、当院の専門医たちがわかりやすく解説します。

第73回健康セミナーでは、「リンパ節が腫れてるって言われましたが、大丈夫?」というテーマで、悪性リンパ腫・血液腫瘍センター 畠清彦医師が講演されました。

リンパ腫は大変多くの種類があり、現在WHOの分類では60種類以上あります。悪性リンパ腫はがん腫のなかで11番目に多い疾患で、血液腫瘍では最多だそうです。悪性リンパ腫を大きく分類するとホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に分けられ、前者のホジキンリンパ腫は日本には5%程度しかありませんが、治療効果はよいそうです。非ホジキンリンパ腫はさらに分類して、最も多いのがびまん性大細胞型B細胞リンパ腫で全体の33.3%をしめます。悪性リンパ腫の症状は発熱、体重減少、寝汗などがあり、こういった症状をB症状というそうです。症状として他にはリンパ節腫大があり、これにより気管の閉塞、腸閉塞につながることがあるため、病理診断がつくまでは最も悪性度が高いものと想定をして、検査や治療を計画するそうです。

診断から治療までの一連の流れで最も大切なのはリンパ節生検です。血液病理医が診断し、この診断によって治療方法や治療薬が決められるそうです。治療にあたっては、他の病気があることで治療しにくくなっていることがあるため、リンパ腫以外の病気がきちんと治療されているかも重要になるそうです。B型肝炎、C型肝炎、糖尿病、心臓疾患の有無は特に重要だそうです。そして何よりも大切なのは診断をきいても落ち込まないで闘病することだそうで、リンパ腫の治療はしっかり検査を受けたうえで、前向きな気持ちで闘病することが大切であることがよく分かりました。

講演後はリハビリテーション室スタッフによるけんこう体操が行われました。講義を受けた後に身体を動かすと気持ちまですっきりします。教えていただく体操はちょっとした時間にできますので、家族にも教えて、積極的に取り入れていきたいと思いました。

次回は5月26日(土)、皮膚科 竹腰知紀医師を講師に迎え、「皮膚科における抗体医薬品の現在‐乾癬、アトピー性皮膚炎、慢性蕁麻疹‐」のテーマで講演会を開催する予定です。

皮膚科の治療法といえばまず塗り薬を、次いで飲み薬を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。近年の研究により様々な皮膚の炎症性疾患の発症や病気の持続においてカギとなるタンパク質が特定できるようになり、これらを標的とする「抗体」を人工的に合成した医薬品を用いた治療が皮膚科領域でも次々に使えるようになってきました。こういった「抗体」医薬品は約8年前より乾癬に対して使えるようになり、最近になって慢性蕁麻疹に、本年春にアトピー性皮膚炎に対しても治療に使えるようになりました。

今回のセミナーでは、抗体医薬品の原理、および乾癬、アトピー性皮膚炎、慢性蕁麻疹における「抗体」医薬品での治療につきそれぞれの疾患の病態も含めお話させていただきます。

どなたでもご参加いただけますので、ぜひお申し込みください。

◎お申し込みは、三田病院健康セミナーのお申込みフォームから、またはお電話でお願いいたします。
お電話でのお申し込みは、総務企画課までお願いいたします。

TEL 03-3451-8123(総務企画課)
※受付時間 月曜~土曜日(8:30~17:30)

質問に答える畠医師

けんこう体操

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