お知らせ

2018.11.22

第80回健康セミナー開催レポート

11月10日(土)、三田病院最上階(11F)の三田ホールで第80回健康セミナーを開催いたしました。健康セミナーは、一般の方を対象に毎月1回定期開催する公開講座で、気になる疾患の予防や治療について、当院の専門医たちがわかりやすく解説します。

第80回健康セミナーでは、「脳卒中の予防十か条と~脳ドックの有用性~」というテーマで、予防医学センター 桂 研一郎医師が講演されました。

講演する桂医師

脳卒中は、かつては中気(ちゅうき)・中風(ちゅうぶ)と言われたこともあり、死亡率も昭和20年代の終わりから50年代初めまでは第1位でした。現在は第4位となっていますが、介護が必要となった原因としては認知症に次いで2位となっており、さらに脳卒中患者数のピークは2020年でその数は288万人といわれているため、引き続き注意が必要です。脳卒中の原因としては大きく分けて2つあります。1つは脳血管がつまる脳梗塞で、もう1つは脳血管が破れる脳出血です。これらが発症する原因を考えますと、脳卒中の予防として気をつけたいのは「高血圧」「糖尿病」「不整脈」「たばこ」「コレステロール」になるそうです。血圧は正常血圧でコントロールすると脳卒中の発症が低く抑えられます。また、糖尿病があると脳卒中の発症リスクは高くなります。糖尿病のある人は血糖値のコントロールも大切です。さらに、不整脈は脳梗塞の原因になります。不整脈と分ったらすぐに受診することが大切です。また、禁煙により脳梗塞のリスクは1/2~1/3に減少します。喫煙の習慣のある人は禁煙が勧められます。悪玉といわれるLDLコレステロールが増えると動脈硬化が進みやすくなります。高すぎるコレステロールには注意が必要です。この他アルコールや塩分の取り過ぎにも気を付ける必要があるそうです。脳ドックは動脈瘤を発見したり、脳卒中の予防ができているか、また、認知症の状態も評価したりできるため、受診が勧められるそうです。脳ドックの有用性が理解できましたので、人間ドックを受ける際は追加メニューの一つとして検討したいと思いました。

けんこう体操

講演後はリハビリテーション室スタッフによるけんこう体操が行われました。今回は上半身を動かす体操と下半身を動かす体操をそれぞれ教えていただきました。身体を伸ばしたり縮めたりしているうちにこわばっていた身体もほぐれ、気持ちもすっきりしてきました。家族や知人にも教えてあげたいと思いました。

次回は12月15日(土)、精神科 半田 聡医師を講師に迎え、『誰でもできる「うつ」の治療』のテーマで講演会を開催する予定です。

「うつ」になったら、ぜんぶ先生にお任せ? 自分で出来ることは何もない?!
からだの病気であれ、こころの病気であれ、自分はもう「まな板の上のコイ」だと思うと怖いですよね。お医者さんのことは信頼するけれど、やっぱり自分の健康のことは、自分で何とかしたいと思うのが自然な気持ちです。

近年、日本では「うつ」が増えていると言われます。厚生労働省の統計でも、うつ病や躁うつ病と診断される人の数は100万人を超えています。「うつ」が猛威を振るっている時代だからこそ、精神科医と患者様とが協力し合っていくことが大切です。そのためには、患者様一人ひとりが自分自身の治療者になるのが一番!

当日は、「うつ」とはどんな状態なのかを説明した上で、自分でできる「うつ」の治療についてお話しします。

どなたでもご参加いただけますので、ぜひお申し込みください。

◎お申し込みは、三田病院健康セミナーのお申込みフォームから、またはお電話でお願いいたします。
お電話でのお申し込みは、総務課までお願いいたします。

TEL 03-3451-8123(総務課)
※受付時間 月曜~土曜日(8:30~17:30)

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