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2018.12.25

第81回健康セミナー開催レポート

12月15日(土)、三田病院最上階(11F)の三田ホールで第81回健康セミナーを開催いたしました。健康セミナーは、一般の方を対象に毎月1回定期開催する公開講座で、気になる疾患の予防や治療について、当院の専門医たちがわかりやすく解説します。

第81回健康セミナーでは、『自分でできる「うつ」の療養』というテーマで、精神科 半田 聡医師が講演されました。

講演する半田医師

近年、うつ病は増えているといわれていますが、そもそもうつ病とは原因不明の精神疾患であり、脳という臓器に起きたトラブルといえるそうです。うつ病になると、気分が落ち込んで元気が出ないだけでなく、何をするのも億劫でやる気が出ず、頭が回らない、集中力が続かないといった症状が出てきます。心身のすべてが停止状態に陥り、重症化すると寝たきりで全く動けなくなる場合もあるそうです。ではもしうつ病にかかってしまったら、まずは脳を休めることが大切で、それは具体的には睡眠をとることだそうです。ヒトの身体は眠っている間に様々な修理や成長作業が行われているからです。よりよい睡眠を得るためにはいくつかポイントがあります。まずは毎朝決まった時間に起きること。休日と平日の起床時間の差は2時間以内に抑えるのが理想だそうです。そして朝起きたら太陽の光をたっぷり浴びます。アルコールは睡眠の質を悪化させるそうで、禁酒、もしくは節酒を心がけたほうがいいようです。また、日中の適度な運動も快適な睡眠には欠かせません。そして、就寝時刻の2時間ほど前になったら過度の光を目に入れないようにします。スマートフォンの操作もほどほどにした方がいいようです。睡眠の大切さが理解できましたが、睡眠をちゃんととってさえいればうつ病にならないとも、うつ病が治るわけでもありません。大切なことは睡眠を軽視しないということだそうです。睡眠はいわば糖尿病患者様に対する栄養療法や運動療法のようなものと考えられます。まったく運動をせず、好きなものを好きなだけ食べていたら、どんなに薬を飲んでも血糖値はコントロールできないのと同じで、睡眠を軽視していたらどんなに優れた抗うつ薬も十分な効果を発揮できないそうです。忙しい毎日を送っていると睡眠を軽視しがちですが、そういう時こそ質のいい睡眠を心がけたいと思いました。

けんこう体操

講演後はリハビリテーション室スタッフによるけんこう体操が行われました。今回は首や腰をねじる体操を教えていただきました。首や腰をできる範囲で左右それぞれに向けねじっていくと肩や首、背中がのびて、身体がすっきりしてきました。いつの間にか身体がこわばっていたことに気がつき、何かに集中した後は今日教わった体操を行うなどして、身体をほぐすことも大切だと感じました。

次回は2019年1月12日(土)、整形外科 長島 正樹医師を講師に迎え、『お年とともに進行するひざの痛み~変形性膝関節症について~』のテーマで講演会を開催する予定です。

お年とともに軟骨が減少し膝が痛む疾患を変形性膝関節症といいます。日本における変形性膝関節症の患者数は多く、約2500万人といわれています(ほぼ5人に1人)。今後も人口の高齢化とともに患者数も増加すると予想されます。変形性膝関節症は、命にかかわる疾患ではありませんが、程度が進むにつれ膝の痛みが増し、歩きにくい・階段がつらいなど生活の質が低下します。残念ながら現在の医療では、摩耗・消失した軟骨を本来の状態に戻す方法はありません。しかし、なるべく生活の質を落とさないようにする方法(予防法と治療法)があります。

本セミナーでは、変形性膝関節症の痛み出現のメカニズムをもとに予防法と治療法についてお話しさせていただきます。方法は病状により様々です。患者様それぞれの痛み・病状に適した治療を行う事が重要です。

どなたでもご参加いただけますので、ぜひお申し込みください。

◎お申し込みは、三田病院健康セミナーのお申込みフォームから、またはお電話でお願いいたします。
お電話でのお申し込みは、総務課までお願いいたします。

TEL 03-3451-8123(総務課)
※受付時間 月曜~土曜日(8:30~17:30)

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