お知らせ

2019.04.26

第85回健康セミナー開催レポート

4月20日(土)、三田病院最上階(11F)の三田ホールで第85回健康セミナーを開催いたしました。健康セミナーは、一般の方を対象に毎月1回定期開催する公開講座で、気になる疾患の予防や治療について、当院の専門医たちがわかりやすく解説します。

第85回健康セミナーでは、「脳梗塞を引き起こす不整脈~本当は怖い心房細動について~」というテーマで、循環器内科 相澤 義泰医師が講演されました。

質問に答える相澤医師

心臓は1分間に60~100回拍動しますが、心房細動が起きると心房が1分間に350回以上もの早い頻度で拍動するため心房が震えているだけのような状態になります。心房細動があると脳梗塞の危険が高まりますが、これは心臓の中で血液がスムーズに流れず血栓(血の塊)ができやすくなり、この血栓が脳に運ばれ脳の血管が詰まることで起こります。心房細動がある人で、75歳以上・高血圧・糖尿病・心不全・一過性脳虚血発作があると、脳梗塞を発症しやすくなります。こういった危険因子を持っている方は脳梗塞予防の薬を飲むことになるそうです。ここで大切なことは、この予防薬を勝手にやめると脳梗塞を起こす場合がありますので、必ず医師に相談する必要があることです。一方、心房細動を止めたり予防したりする薬ですが、現在多くの薬があるものの発作を1/3に減らす程度で、徐々に効かなくなることが問題視されています。また、電気ショックは確実に心房細動を止めますが、効果は一時的ですぐに再発する場合があるそうです。心房細動を根治する治療法にはカテーテルアブレーションがあり、安全で効果の高い治療法として多くの病院で行われています。比較的若い発作性心房細動の患者様で症状があり、薬が効かないような方には特にすすめられるそうです。心房細動そのものは命にかかわる不整脈ではありませんが、時として脳梗塞を引き起こすため適切な治療が必要です。治療法は患者様の状態を考慮し最適な方法が選択されるそうです。

けんこう体操

講演後はリハビリテーション室スタッフによるけんこう体操が行われました。毎回違う体操を教えていただけるので、得られる効果によっていろいろな体操を試しています。体操の効果は気持ちもすっきりさせてくれることにもあります。これからも、できるだけ毎日、教えていただいた体操を行っていきたいと思います。

次回は5月18日(土)、消化器内科 西澤 俊宏医師を講師に迎え、『ピロリ除菌による胃がん予防』のテーマで講演会を開催する予定です。

ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)は胃に住む細菌です。ピロリ菌がいると胃が荒らされて、胃潰瘍や胃がんになりやすくなります。ピロリ菌に感染していても、抗生剤で除菌することにより、胃炎が改善し胃がんのリスクを減少させることができます。ピロリ除菌後の注意点として、胃がんのリスクがゼロになるわけではないため、定期的な内視鏡チェックをお勧めいたします。定期的に内視鏡をしていれば早期胃がんの段階で診断され、内視鏡で根治可能となります。

本講座では、ピロリ菌に対する診断と治療について概説し、早期胃がんに対する内視鏡治療についても言及いたします。

どなたでもご参加いただけますので、ぜひお申し込みください。

◎お申し込みは、三田病院健康セミナーのお申込みフォームから、またはお電話でお願いいたします。
お電話でのお申し込みは、総務課までお願いいたします。

TEL 03-3451-8123(総務課)
※受付時間 月曜~土曜日(8:30~17:30)

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