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2019.07.30

第89回健康セミナー開催レポート

8月24日(土)、三田病院最上階(11F)の三田ホールで第89回健康セミナーを開催いたしました。健康セミナーは、一般の方を対象に毎月1回定期開催する公開講座で、気になる疾患の予防や治療について、当院の専門医たちがわかりやすく解説します。

質問に丁寧に答える板野医師

第89回健康セミナーでは、「あなたが、がんといわれたとき-外科専門医が話す、医師のホンネ-」というテーマで、消化器センター 板野理医師が講演されました。
今日の日本では悪性新生物の死亡率がトップで、部位別でみると消化器系の5年生存率が低くなっています。消化器は、手術を行わなければ根治することが難しい器官です。そのため、集学的治療とよばれる外科手術、放射線治療、抗がん剤治療、免疫治療、緩和ケアを総合的に施すことで、根治を目指しています。緩和ケアは終末期の治療というイメージですが、現在は治療の最初から行なわれています。集学的治療の例として胆肝がんは、抗がん剤と手術を併用することで治療効果が期待できます。抗がん剤は副作用発現の危険性、手術を行う際は合併症発症の可能性があるため、治療方法を医師から患者様に説明し理解したうえで同意を得る、インフォームド・コンセントが求められています。あくまで、患者様の意見が第一であり、家族はその意見を尊重することが重要です。治療の際に、病気に向き合い情報を集めることは大切です。しかし、その情報を鵜呑みにするのではなく、医師をチームの一員として信頼し情報の共有を図ることが治療をよりよいものにするとのことで、そうすることで根治を目指していけるのだと感じました。消化器センターの診療体制の紹介もあり、とても充実していましたので、心配なことがありましたら受診したいと思いました。
講演後はリハビリテーション室スタッフによるけんこう体操が行われました。今回は手の運動と足の運動について教えていただきました。それぞれ前に伸ばしたり上にあげたりといった比較的簡単な体操でしたが、継続的に行うことが大切で少しずつでも効果が現れてくるそうです。毎日時間を決めて教えていただいた体操に取り組んでみようと思いました 。

けんこう体操

次回は9月14日(土)、脊椎脊髄センター 船尾陽生医師を講師に迎え、『首や腰の痛みとしびれの正体』のテーマで講演会を開催する予定です。
首や腰など背骨(せぼね)に由来する症状はとても多く、国民が自覚する症状の第1位と2位は男女ともに肩こりや腰痛となっています。また、8割の方が人生で一度は腰痛を経験するとも言われています。
背骨には身体を支える働きのほか、神経を保護する働きもあります。そのため背骨の変形や神経の圧迫を生じると、仕事や家事、スポーツなど日常生活に影響することも少なくありません。手足のしびれや痛み、箸やボタンが苦手になる、歩くのがつらくなったり不安定になる、トイレが近くなるといった症状も背骨から生じることがあります。また、内科疾患による痛みや精神的ストレスなども原因となることがあり注意が必要です。今回は、背骨の疾患に関する一般的な知識、また治療法についてご紹介したいと思います。

どなたでもご参加いただけますので、ぜひお申し込みください。

◎お申し込みは、三田病院健康セミナーのお申込みフォームから、またはお電話でお願いいたします。
お電話でのお申し込みは、総務課までお願いいたします。

TEL 03-3451-8123(総務課)
※受付時間 月曜~土曜日(8:30~17:30)

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