脊椎脊髄センター
脊椎最小侵襲手術の種類と方法
経皮的内視鏡椎間板切除術
(Percutaneous Endoscopic (Lumbar) Discectomy:PELDあるいはPED)
近年欧州とアジアで広く普及している術式で、日本でもいくつかの施設で施行されています。
慶應義塾大学の土方先生が考案された経皮的椎間板摘出術を基にして改良・開発された方法で、保存療法(薬や注射など)と手術療法の中間に位置付けられています。約7-8mmの切開での原則的に局所麻酔下での手術になります。対象となる疾患は、腰椎椎間板ヘルニアの一部です。
原則、手術当日より起立・歩行を開始します。入院期間は最短で約3日程度ですが、病態により異なります。また手術後は軟らかいコルセットを装着します。
内視鏡を設置するための筒を設置します。
直径わずか2mmの内視鏡を設置します。
神経を避けながら、ヘルニア(矢印)を摘出します。
手術前の黒く映るヘルニア(左:白矢印)が手術後(右:白矢印)完全に摘出されています。