診療科のご案内

頭蓋底外科センター

頭蓋底とは、顔面・頭部の最深部位であり、頭蓋骨の中心部で脳を下から支えている部分です(写真1)。神経や血管が複雑に密集しているだけでなく、生命の根幹を維持する脳の働きにもかかわります。 脳を傷つけずに頭蓋底に到達するには、大変高度な技術が求められるため、頭蓋底外科を専門とする医師は極めて少ないのが現状です。
当院は2007年に、日本で初めて頭蓋底を専門とする「頭蓋底外科センター」を開設しました。当センターは、早くから頭蓋底手術に取り組み、鼻副鼻腔がんの頭蓋底浸潤症例や嗅神経芽細胞腫などの進行がんに対して頭蓋底手術を積極的に行い、この分野において実績を上げてきました。手術手技にさまざまな工夫をこらし、安全な術式も確立しています。

頭蓋底手術を必要とする疾患は、大きく2つに分けられます。ひとつは頭蓋底に生じた脳腫瘍のように、初めから頭蓋内にあるものです。その大部分は脳神経外科が単独で手術をしますが、なかには頭蓋底を破り、鼻腔、中耳、頸部などの外部に拡大伸展する場合があります。このような症例は、当センターが得意とする分野です。もうひとつは、鼻腔がん、副鼻腔がんなどが深部に進み、頭蓋底に達したものです。この場合、まず開頭して、がんとその周囲の頭蓋底骨を切り離して摘出します。切り取られた頭蓋底には、頭蓋骨膜や腹直筋を移植して修復します。これら一連の手術を頭蓋底手術と呼びます。最近では内視鏡手術を導入し、低侵襲な手術を積極的に行っています。

当センターの豊富な頭蓋底手術の実績は、一般の大学病院やがん専門病院でもほとんど扱うことのない、まれな外耳道がんの治療にも生かされており、全国から多くの紹介を受けています。また、最近話題になる副咽頭間隙腫瘍については、良性であっても下顎を一時的に離断する大きな手術となることが多かったため、術後の後遺症が大きな問題でした。当センターでは頸部の切開のみで下顎に手を加えることなく、最小限の侵襲での摘出を行っています。

(写真1) 頭蓋底

対象疾患

頭頸部がんの頭蓋底浸潤・頭頸部の良性腫瘍・頭蓋底の脳腫瘍

外来医師担当表

曜日 午前 午後
三浦 弘規(第1・3週)
増淵 達夫
(第2・4週)
交替制
三浦 弘規
増淵 達夫(第2・4週)
伏見 千宙
<唾液腺腫瘍外来>
多田 雄一郎
<唾液腺腫瘍外来>
多田 雄一郎
(手術) (手術)交替制
三浦 弘規 三浦 弘規
山崎 森里生
(手術) <唾液腺腫瘍外来>
多田 雄一郎
交替制
三浦 弘規
増淵 達夫
伏見 千宙
増淵 達夫
<唾液腺腫瘍外来>
多田 雄一郎
<唾液腺腫瘍外来>
多田 雄一郎
多田 雄一郎
増淵 達夫
松木 崇(第2・4週)
北嶋 達也(第1・3・5週)
山崎 森里生(第2・4週)
増淵 達夫
松木 崇(第2・4週)
【特記事項】
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電話03‐3451‐8121(代表)

※13:00~17:00の間にお願いいたします。