東京都がん診療連携拠点病院とは

東京都がん診療連携拠点病院とは

1.東京都がん診療連携拠点病院とは?

当院は2008年に東京都認定がん診療病院の認定を受け、2015年に東京都認定がん診療連携拠点病院に再認定されました。東京都認定がん診療連携拠点病院とは、都民に安心かつ適切ながん医療を提供することを目的として、国が指定しているがん診療連携拠点病院と同等の、高度な診療機能を持つ病院を東京都が独自に認定するものです。
外科療法、薬物療法、放射線療法、免疫療法などの各診療部門に加え、緩和ケアチームや医療相談・緩和ケアセンター、がん相談支援センターなどのサポート部門が一丸となって連携し、患者様本意の、高いレベルのチーム医療をご提供しています。

※希少がん、小児がん、がん治療前に妊娠するために必要な能力を温存するための妊孕性温存療法やがんゲノム医療はグループ病院の国際医療福祉大学成田病院や山王病院へ紹介し、連携して治療にあたっています。

2.東京都がん診療連携拠点病院の役割

東京都がん診療連携拠点病院は、東京都におけるがん医療水準の向上を図るとともに、都民に安心かつ適切ながん医療が提供されることを目的に設置されています。

東京都がん診療連携拠点病院では、国の定めた「がん診療連携拠点病院等の整備に関する指針」(平成26年1月10日付健発0110第7号厚生労働省健康局長通知別添)に基づき、東京都知事が指定した要件を満たす必要があります。

主なものとしては、次のような要件があります。

  • 集学的治療及び標準的治療等の提供体制の確保。
  • 手術療法、放射線治療、化学療法、緩和ケアの提供体制の確保。
  • 病病連携・病診連携の協力体制の整備。
    (地域の医療機関と連携し、がん診療に関する協力体制を整備)
  • セカンドオピニオンの提示体制の整備。
  • 専門的な知識及び技能を有する医師及び医師以外の医療従事者の配置。
  • 医師等医療従事者に対する研修の実施。
  • がん相談支援センターの設置。
  • 院内がん登録の実施。