2022.04.11
東京都のコロナ臨時医療施設へ当院のスタッフが応援派遣
オミクロン株による新型コロナウイルス感染拡大に伴い、重症化リスクが高いといわれる高齢者や不安を抱える妊婦の受入枠を拡大するため、東京都は臨時医療施設での新型コロナウイルス陽性者受入れを2月中旬より開始しました。
当院からは薬剤師2名が重点医療機関である都立多摩総合医療センターへ、看護師3名が宿泊療養施設の品川プリンスホテルへ、理学療法士3名が高齢者等医療支援型施設(旧東京女子医大東医療センター)へ派遣されました。
なかでも、高齢者医療支援施設への派遣期間は3月1日から31日までの1か月間にわたり、身体機能維持やADL(日常生活動作)能力維持のための支援を行いました。
現地へ派遣されたスタッフは、「派遣当初は施設が開設したばかりであり、毎日変わるシステムの中で、他職種のサポートをはじめ、施設入所者の残存能力を維持することを目標に、嚥下評価や訓練など、総合的なリハビリテーション能力を求められました。施設入所者は認知症高齢者の方が多く、施設環境に適応することが難しいため、医師や看護師などとの多職種間のチームワークがとても重要です。そのため、リハビリの内容や時間なども状況に応じて調整するなど、医療職としての多様性や人間力がより一層求められます。リハビリ専門職として当プロジェクトに選ばれた役割を果たすとともに、これからも本学の職員としていつでも社会貢献に携われるよう日々努力していきたいと思います。」と、派遣に参加しての思いを語りました。
当院では、これまでも港区の新型コロナワクチンの一般接種の対応など、社会的要請に応えてまいりました。今後も地域の皆様へさまざまな形で貢献できるよう努めてまいります。
高齢者等医療支援型施設の様子1
高齢者等医療支援型施設の様子2
高齢者等医療支援型施設の様子3
高齢者等医療支援型施設の様子4