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2023.04.19

第99回健康セミナー開催レポート

2月25日(土)三田ホールにて脳神経内科と脳神経外科のコラボ健康セミナー「知っておきたい!『脳卒中の予防と治療』を実施しました。当日は83名にご参加いただき大盛況となりました。
講義では、岩田教授が脳卒中の症状や超急性期の治療では時間が大切なことをFAST(Face, Arms, Speech, Time)という合言葉とともに説明をしました。また、「脳卒中は予防可能な病気、予防すべき病気」と世界脳卒中機構のハッケ理事長の言葉を引用し、高血圧や脂質異常症、糖尿病など注意すべき危険因子について説明しました。さらに全員で脳卒中の予防十か条を唱和し、予防啓発を促しました。

また、外科的治療や発症予防については、須磨教授が頸動脈ステント留置術や脳動脈瘤の根元をクリップで挟み出血を防ぐ脳動脈瘤クリッピング術、コイルを脳動脈瘤の中に詰めて出血を起きにくくする脳動脈瘤コイル塞栓術についてアニメーションや動画を使用して説明しました。
最後は脳卒中認定理学療法士の資格をもつリハビリテーション室のスタッフが運動は脳血流が促進され認知機能が活性化することを説明し、頭を使いながら運動をするコグニサイズを紹介。意外と難しく間違える方が続出。あちこちで笑いが起こっていました。
参加された方からは「ありがたい。非常にわかりやすく、対策などすぐに実行したい」などたくさんの感想が寄せられ大変好評でした。

「脳卒中になるとピンピンコロリで逝くのは難しいです」
と岩田教授

穏やかな語り口でわかりやすく
外科手術の方法を説明する須磨教授

頭を使いながら行う運動、コグニサイズに挑戦

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