東京都がん診療連携拠点病院

栄養室

栄養室では、がん治療中の患者様に配慮した食事を提供しています。 術後の状態に応じた内容は、嚥下・咀嚼機能低下には、ミキサー食やとろみ食などで対応し、消化管の術後には分割食で対応しています。 化学療法などで食欲不振な場合、腸管機能維持を目的とし、セレクト食を用意しています。患者様が化学療法中でも少しでも食べられるように、果物やゼリー・ジュースなどを選んでもらう形式にしています。 化学・放射線療法で口腔内障害が発生した場合などは、刺激物や柑橘が食べるときの障害となるため、除去した食事を用意しています。

お部屋訪問をし、様々な症状に合わせて食事の相談に応じています。 また、退院時には手術後にご自宅も戻られてからの食事指導も行っています。 消化管術後では、食べ方や食材の選び方を家族の方も一緒に食事指導に来てもらい説明します。 また、頭頸部癌の術後では、入院時とは食形態が変化するため、自宅での食事の作り方などを説明しています。 その他に、PEGの患者様には、栄養剤・栄養量・水分量などを説明しています。 入院から退院後の自宅まで、食事・栄養に関することは相談に応じています。