診療科のご案内

脊椎脊髄センター

概要

脊椎脊髄センターでは脊椎外科一般、側弯症などの脊柱変形、頚椎、腰椎の変性疾患、靭帯骨化症、リウマチ性脊椎炎、転移性脊椎腫瘍、脊椎感染症、透析脊椎症、脊椎外傷、脊椎・脊髄腫瘍など幅広い分野の脊椎疾患に対応し、治療を行っています。 治療においては内科やリハビリテーション科、小児科等の診療科と協力し、看護師や理学療法士といった他職種との緊密な連携を通して、診療にあたっています。
また当センターでは疾患の予後予測や病態の解明、民族性や性別などの多様性が治療に与える影響の調査や新しい医療用デバイスの開発など、さまざまな基礎的および臨床的研究を行っております。

当センターの基本方針

1. 治療方針決定プロセスの共有
患者様ごとに背景や治療に対する要望は異なります。当センターでは外来・入院診療においてそれぞれの患者様の要望を十分に組み入れて、患者様やご家族と一緒に治療方針の意思決定を行ってまいります。
2. 安全・安心で高度な医療の提供
近年の研究から、同じ年齢や性別の患者様でも病気や手術などの体に侵襲があった際の回復のしやすさは異なることが明らかになっています。当センターでは他の診療科や多職種と連携し、お一人おひとりの患者様の状態やご要望を十分に検討して、安心・安全で最良の医療を提供いたします。
3. 新たな診断・治療法の開発
人工知能やロボット技術に代表される新たなテクノロジーや遺伝子解析は、これまで困難であった疾患の診断や治療を可能にしています。しかし、いまだに治療の困難な疾患も存在します。当センターでは患者様と協力して、新たな診断・治療法の開発を行ってまいります。
4. 国内外を牽引する専門性の高い人材の育成
当センターでは脊椎脊髄病指導医と脊椎脊髄病専門医が治療の責任を担っています。急速に変化する現在の社会および医療において、国際感覚を兼ね備えた次世代を牽引する若い人材を育成します。
5. 働きがいと誇りを持つ職場作りの実践
COVID-19に代表される疾患の流行など、病院を取り巻く環境は日々変化しており、医療従事者の負担は増大傾向にあると考えられます。一方で、近年は働き方の多様性が提唱されています。当センターではセンター従事者が働きがいと誇りを持ち、心と体の健康を維持できる職場作りを行うことで、最善最良の医療を提供します。

代表的疾患

代表的手術

当院では、それぞれの患者様の病態を詳細に把握するため、診察・画像所見のみならず、アンケート調査も施行しています。これらを総合的に評価し、患者様の病態に合った最良と思われる治療法を選択しています。詳細は外来主治医にお尋ねください。

腰の手術

頚(くび)の手術

側弯症・脊柱変形の手術

椎体骨折の手術

MISt手術

難治性疾患に対する手術

超低侵襲治療・手術

受診される方へ

ご予約・お問い合わせ

電話03‐3451‐8225(予約・変更) ※月~金(除く祝日) 8:30~17:00の間にお願いします。
代表電話03‐3451‐8121(その他お問い合わせ)※月~土(除く祝日)15:00~17:00の間にお願いします。

診察を円滑に行うために、事前に下記問診票をダウンロードし、必要事項をご記入いただきまして、受診当日ご持参ください。
問診票(PDF)

※脊椎の診察ではガウン(外来でお渡しします)へのお着替えが必要になる場合があります。着脱しやすい服装でご来院ください。(冬場のロングブーツなど着脱しにくいお履き物でご来院される方は、スリッパなどをご持参ください。)

手術実績

術式 2022年度
頸椎椎弓形成術 21
頸椎前方固定術 17
腰椎椎弓切除術 62
腰椎後方固定術(PLIF) 46
腰椎前後方固定術(OLIF/XLIF) 31
腰椎髄核摘出術(LOVE/MED) 16
側弯症矯正手術 7
頚椎後方固定術 9
頚椎人工椎間板置換術 2
硬膜外癒着剥離術 10
脊髄刺激電極挿入術 4
その他の手術 11
225

外来医師担当表

曜日 午前 午後
〈手術〉 〈手術〉
★磯貝 宜広
★谷口 文則
★阪本 碩子
〈検査〉
〈装具〉
★笹生 豊
★磯貝 宜広
★笹生 豊
★田中 健太郎 ★磯貝 宜広
〈検査〉
〈装具〉
★船尾 陽生(第2・4週)  〈手術〉
〈装具〉
★笹生 豊
★<処方外来>(第2・4週)
★特別外来
★特別外来
【特記事項】
  • ※ 初診、再診共に全ての診察が予約制です。事前に予約をお取りください。
  • ※ 脊椎脊髄センター初診の方は他医療機関からの紹介状(診療情報提供書)が必要です。受診の際にはご持参ください。
  • ※ 手術等で代診になることがあります。