診療科のご案内

移植外科

腎臓移植
末期腎不全に対する究極的な代替療法である腎臓移植は、患者様のQOL(生活の質)を改善するだけでなく、生命予後の向上にも貢献します。当科では、維持透析導入を経ずに計画的に移植を行う先行的腎臓移植をはじめとし、夫婦間の腎臓移植、高齢ドナー(腎臓提供者)やABO血液型不適合ドナーからの腎臓移植も行います。また、免疫抑制剤に起因する副作用を予防するため、ステロイド減量療法を積極的に取り入れています。腎臓をご提供の方には腹腔鏡手術が採用され、手術後5日以内の早期退院が可能です。
透析用バスキュラーアクセス
透析患者様の命綱であるシャント、人工血管、動脈表在化、長期留置カテーテルに対し、手術による初回作成から長期にわたる管理まで、幅広く診療を行います。血管狭窄には、超音波検査による血管・血流量評価とバルーン拡張手術(PTA)、血管感染や血管瘤には、適切なタイミングで手術を行い、安全な透析治療をサポートします。なお、シャントや人工血管が閉塞して来院された場合 、即日の手術を原則とし、臨機応変に対応します。
肉腫手術
当科は肉腫センターの外科チームとして、初発、再発腫瘍に対し積極的に手術を行なっています。特に、腹部・骨盤部の肉腫は手術治療が原則です。術前の腫瘍評価や治療計画、術後の検査計画は内科チームとのきめ細かい連携により検討され、患者様に安心して治療を受けていただけるよう丁寧にご説明します。

対象疾患

  • 腎臓移植
  • 腹部・骨盤部肉腫
  • 透析用バスキュラーアスセス
  • 腹膜透析カテーテル
  • 腎不全に伴う外科疾患

手術実績

診療科 術式 2022年度
移植外科 腎移植関連手術 計19件
生体腎移植術(レシピエント) 9件
腹腔鏡下腎採取術(ドナー) 9件
移植腎生検 1件
肉腫関連手術 計2件
腹部骨盤部肉腫摘出術 1件
1件
バスキュラーアクセス関連手術 計46件
内シャント造設術 12件
経皮的血管拡張術(PTA) 15件
透析用カフ型カテーテル留置術 14件
人工血管移植術 1件
内シャント閉鎖術 1件
動脈表在化手術 0件
3件
67件

外来医師担当表

曜日 午前 午後
頓所 展
岩藤 和広
頓所 展
頓所 展(第1・2・3・5週)
(手術 第4週)
(手術 第4週)
頓所 展
頓所 展(第1・3・4・5週)
ご予約・お問い合わせ

電話03‐3451‐8121(代表)

※9:00~17:00の間にお願いします。