診療科のご案内

乳腺センター

乳腺センターでは日本乳癌学会乳腺専門医4名(常勤3名、非常勤1名)の体制で、主に乳腺腫瘍の診断と診療を行っています。最新の診療ガイドラインをもとに、お一人おひとりの患者様のライフスタイルやご希望を伺いながら、納得して治療を受けていただけるようにしています。

迅速かつ正確な診断とていねいな対話による最適な治療をめざしています

乳がんは早期発見・早期治療が重要です。気になる症状があれば放置せず乳腺外来を受診し、症状がなくても定期的な乳がん検診を受けましょう。当センターは初診日にデジタルマンモグラフィと超音波検査(エコー検査)を行い、結果をご説明します。必要であれば同日に針生検を行うことも可能です。万が一乳がんと診断されたら、ていねいな対話を重ねることによりそれぞれの患者様にとって最適な治療を一緒に考えていきます。

乳腺センター
総合病院の強みを生かしたチーム医療をご提供します

当センターでは、乳がんに対して最新の乳癌診療ガイドラインに沿った治療をご提供しています。スタッフは日本乳癌学会認定の乳腺専門医4名(常勤3名、非常勤1名)、がん化学療法看護認定看護師を中心とした看護師チーム、遺伝性乳がんについてのカウンセリングを担当する認定遺伝カウンセラーがチームを組んでいます。乳房再建や放射線治療、薬物療法の副作用管理・治療は、総合病院の強みを生かして各診療科の専門医と協力して行っています。

ライフスタイルと健康状態に合わせた治療を行います

乳がんの罹患率は40歳代から60歳代が高く、仕事や子育てに多忙な年代の方に多いのが特徴です。日常生活や仕事にできるだけ影響を与えずに治療ができるよう、患者様の話を伺いながら治療内容やスケジュールを調整するようにしています。
また人口の高齢化とともに他の疾患を治療中の高齢患者様も増加しています。高齢者のQOL(生活の質)を損なわないよう、お一人おひとりの健康状態やご希望に応じた治療を提案するようにしています。 療養上の悩み事がございましたら、遠慮なく医師もしくは看護師にご相談ください。

対象疾患

乳がん、葉状腫瘍、増大する線維腺腫や乳管内乳頭腫(嚢胞内乳頭腫)など

検査・診断

定期的に乳がん検診を受けて、早期に発見して治療すると体力・費用・時間の負担が少なくなり、また小さな乳がんほどキズの目立たない手術で形のよい乳房を残すことができます。

治療方法

乳がんの治療は外科治療、放射線治療、薬物療法が三本柱です。しかし、誰もが同じ治療を受けるのではありません。それぞれの患者様の乳がんの性質や進行度に応じて個別に治療内容を選択します。

手術風景

乳房再建について

乳がんの手術で生じる乳房欠損や変形を可能な限り回復させる手術を”乳房再建”といいます。乳腺センターでは乳腺外科と形成外科が連携し、患者様の状態、希望に合わせて、再建方法、時期を検討、選択しています。

手術実績

診療科 術式 2022年度
乳腺センター  乳がん手術 73
 乳房部分切除術 36
 乳房切除術 37
 同時乳房再建 (12)*
 センチネルリンパ節生検 (64)*
良性腫瘍 12
 腫瘍切除 12
85

※( )は乳房部分切除術と乳房切除術の計73件のうちの件数
※両側乳房に手術したものは別のものとしてカウント

外来医師担当表

曜日 午前 午後
★甲斐崎 祥一
★小川 明子
★甲斐崎 祥一
★加藤 昌弘(第2・4週)
★小川 明子
★加藤 昌弘
★<遺伝カウンセリング外来> (第3週)
(手術) (手術)
★甲斐崎 祥一
★小川 明子
★甲斐崎 祥一
★加藤 昌弘
★加藤 昌弘
★小川 明子
★甲斐崎 祥一
★加藤 昌弘
【特記事項】
  • ※ ご予約の方を優先的に診療します。予約外の方は電話にてお問い合わせください。
  • ※ ★印は予約制です。
  • ※ 遺伝カウンセリング外来は認定遺伝カウンセラーが担当します。
  • ※ 遺伝子カウンセリング外来は保険外診療のため、費用は全額自費でのご負担です。
ご予約・お問い合わせ

電話03‐3451‐8121(代表)

※9:00~17:00の間にお願いします。