心臓血管センター
心臓外科
ご挨拶
国際医療福祉大学三田病院 心臓外科部長
国際医療福祉大学 病院教授
秋田 雅史
2024年より診療体制が変更になり以前からの診療体制をさらに充実させるようにしています。
我々の仕事は患者様が治療を受けて元気になることに全力を尽くすことと考えています。
特に重要視しているのは患者様一人一人に対する最適なオーダーメイド治療を提供することです。標準的治療、低侵襲治療のどちらかに頼ることなくEBM(Evidence Baced Medicine)(科学的根拠に基づいた医療)に基づき低侵襲手術である内視鏡手術や開胸手術などを組み合わせ最適な治療を行っています。
私は冠動脈バイパスを得意としており、心拍動下冠動脈バイパス術はもちろんのこと内視鏡下冠動脈バイパス術を積極的に行い内視鏡下血管採取術などと組み合わせ小さな傷でおこない低侵襲化を図っています。
弁膜症手術では内視鏡下弁形成・弁換術、大血管手術では積極的にオープンステントあるいは胸部ステントグラフトを使用し低侵襲な治療を取り入れています。
当科では関係各所との連絡を密にとりEBMに基づいた治療を行い総合的に患者様に満足いただける治療を行っていきます。
医療機関からのご紹介、患者様からの外来受診予約、診療に関するお問い合わせは以下からお願いいたします。
心臓ホットライン
24時間 365日対応 医療機関専用
TEL 070-2475-9461
24時間365日、心臓外科医に直接つながる医療機関専用のホットラインです。
心臓外科医師に直接ご相談いただくことで、より素早く確実な対応が可能となります。緊急を要する患者様や待機的に手術が必要な患者様、手術の適応に迷うような患者様でもお気軽にご相談ください。
心臓手術の紹介
当科の特徴
当院心臓外科では、狭心症・心筋梗塞に対する冠動脈バイパス術、弁膜症に対する弁置換術・弁形成術、および胸部大動脈瘤に対する人工血管置換術・ステントグラフト手術を行います。また、これら心疾患が原因としておこる不整脈、心不全に対する外科治療を行います。
当科の外科医は心臓血管外科専門医・指導医を持つなど、経験豊富で優秀なスタッフが最先端の医療機器を揃えて診療体制を整備し、心臓病で苦しむ患者様へ質の高い医療を提供しております。
患者様お一人おひとりにとって最適な治療法を選択し、満足度の高いハイクオリティな手術を提供し、多くの患者様から信頼される病院をめざして努力してまいります。
手術実績
診療科 | 術式(複合あり) | 2023年度 | |
---|---|---|---|
心臓外科 | 冠動脈バイパス術 | 18 | |
弁膜症 | 46 | ||
僧帽弁手術(MICS) | 24(9) | ||
大動脈弁手術(MICS) | 20(6) | ||
三尖弁手術 | 7 | ||
大動脈基部手術(弁温存) | 8(5) | ||
胸部大動脈瘤手術 | 15 | ||
その他 | 15 | ||
計 | 73 |