診療科のご案内

当センターは、内科・外科の垣根を超えて循環器内科、心臓外科、血管外科が一体となり、幅広い循環器疾患の診療にあたっています。
不整脈、狭心症、心筋梗塞、弁膜症、心筋症、高血圧をはじめ、これらが原因となる心不全などに対して、最先端の治療機器と充実した布陣で診療体制を整備し、心臓病に苦しむ患者様へ質の高い医療をご提供しています。

CCU（心臓集中治療室）設置を見据えた循環器内科当直も安定的に運用しており、24時間365日、より安心いただける体制が整いました。

また、田村雄一医師率いる「肺高血圧症センター」を2016年4月に開設しました。当院は希少疾患である肺高血圧症に対応できる数少ない施設のひとつです。この病気の生命予後は、いかに経験豊富な専門医による専門的な治療を受けられるかどうかにかかっています。日本および欧州で、累計400例以上の肺高血圧症の方の治療に携わってきた田村医師のもとには、遠方からも多くの患者様が訪れます。

当センターは、幅広く、専門性に基づいた先進的で高品質な医療のなかから、患者様お一人おひとりにあったベストな治療をご提案いたします。

対象疾患

高血圧 ・急性冠症候群 ・心不全 ・不整脈 ・弁膜症 ・心房中核欠損症 ・胸部大動脈瘤 ・心筋梗塞・狭心症 ・大動脈瘤・大動脈解離 ・動脈閉塞症（閉塞性動脈硬化症、血管炎）など

循環器内科

幅広い疾患に対応します

心疾患、動脈疾患、さらにこれらの危険因子となる高血圧症、脂質異常症、メタボリック症候群、慢性腎臓病、糖尿病などに幅広く対応します。

• 循環器内科のより詳しいご案内

最先端機器を駆使して迅速・正確に診断します

心エコー図や運動負荷心電図、心筋シンチグラムや冠動脈CTなど、さまざまな先端機器を駆使して迅速・正確な診断を提供します。

• パッチ型の長時間心電図レコーダ WR-100
• 心エコー図
• 心筋シンチグラム
• 冠動脈CT（320列）

狭心症、心筋梗塞、不整脈に対する負担の少ない＜カテーテル＞治療を得意とします

狭心症、心筋梗塞に対するカテーテルインターベンション、心房細動をはじめ難治性不整脈に対するカテーテルアブレーション、抗凝固療法継続が困難な非弁膜症性心房細動に対する経カテーテル的左心耳閉鎖術（WATCHMAN）などカテーテルによる低侵襲の（体の負担が少ない）治療を提供します。

• 冠動脈形成術（PCI）
• カテーテルアブレーション （カテーテル心筋焼灼術）
• 三次元マッピングを用いた高周波アブレーション
• レーザーバルーン
• カテーテル的左心耳閉鎖術（WATCHMAN™）

ペースメーカー、ICDなど、最先端のデバイス治療をご提供します

徐脈性不整脈に対するペースメーカー（経静脈リード、リードレス）、致死的不整脈による突然死予防に対する植込み型除細動器（ICD）、心不全に対する心臓再同期療法（CRT）など植込み型心臓デバイスの移植を行っています。

難病・肺動脈性肺高血圧症には「肺高血圧症センター」を設置

厚生労働省指定の難病、肺動脈性肺高血圧症の最先端の治療を提供すべく「肺高血圧症センター」を設置しています。

• 肺高血圧症センター

心臓外科

幅広い疾患・術式に対応します

冠動脈バイパス術、弁置換術・弁形成術、および人工血管置換術・ステントグラフト手術ほか幅広い外科治療に対応します。これらに起因する不整脈、心不全にも担当します。

• 心臓外科のより詳しいご案内

成人心臓血管外科手術のエキスパートが指揮を執ります

成人心臓血管外科手術のエキスパートが責任者を務める他、心臓血管外科専門医など経験豊富で優秀なスタッフが最先端の医療機器を揃えて診療します。

• 医師のご紹介

心臓弁膜症手術の権威・加瀬川均医師が専門外来を担当

現在特に増加傾向にある心臓弁膜症への最善の治療を提供すべく「心臓弁膜症外来」を設けています。日本最多の心臓手術の実績を誇る榊原記念病院で多くの弁膜症手術を執刀してきた弁膜症手術の権威、加瀬川均医師が担当します。

• 心臓弁膜症外来

血管外科

お一人おひとりに最適なオーダーメイドの治療をご提供します

主に以下の疾患に対して、従来の外科手術だけでなく、ステントグラフト術に代表される最新の血管内治療、あるいは両者を組み合わせたハイブリッド治療など、患者様の血管の状態や、病態にあわせて最適なオーダーメイドな治療をご提供します。
大動脈瘤、大動脈解離 / 慢性動脈閉塞症 / 頸動脈狭窄症 / 下肢静脈瘤 / 深部静脈血栓症 / 透析療法におけるアクセス作成 など

• 血管外科のより詳しいご案内

外来医師担当表