放射線科(放射線診断・核医学センター)
- 放射線診断部門
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現代の医療において画像診断の占める割合は非常に大きく、CT やMRI は病態を正確に把握し、治療戦略を決定するためになくてはならない診断装置です。
画像診断の専門家として、わかりやすく臨床に役立つ診断レポートを作成することで、安心できる医療の実践に取り組んでいます。診断はすべてPACS(医療用画像管理システム)を使用し、予防医学センターをはじめとする院内すべての診断レポートを専用の読影装置で作成しています。
さらに、グループ関連施設である国際医療福祉大学病院、国際医療福祉大学塩谷病院、国際医療福祉大学熱海病院、国際医療福祉大学市川病院、山王メディカルセンターのCT、MRI、マンモグラフィの一部または全症例を、遠隔画像診断システムを併用して読影しています。 - 核医学部門
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がんの病期診断、転移、再発の診断に、PET-CTを活用しています。PET-CT検査は、2010年4月から保険診療の適応疾患が、早期胃がんを除くすべてのがん診断に拡大され、その役割がますます重要視されています。一方、予防医学センターにおいて、人間ドックの一環としてPET-CT検査を行うことで、がんの早期発見に努めています。また、地域医療連携部と協力して、他の医療機関から紹介される患者様のPET-CT検査も積極的に承っています。
一般核医学では、骨シンチグラフィによるがんの骨転移の早期診断、狭心症や心筋梗塞を診断する心臓核医学、認知症や脳血管障害を診断する脳核医学、肺塞栓症を診断する呼吸器核医学など、幅広く検査を行っています。