診療科のご案内

リハビリテーション室

理学療法とは

理学療法は、寝返る・起き上る・座る・立つ・歩くなどの基本動作能力の回復をサポートするリハビリテーション療法です。理学療法の内容は、リハビリテーション専門医の指示・管理のもと、体操や筋力トレーニングなどの運動療法、電気刺激その他の物理療法を行います。また、身体の状態に応じて適切な運動負荷をご提案し、身体に負担のかからない動作や生活上の注意点についてもご指導します。このほか、各診療科の依頼にもとづき、各種テストバッテリーを用いた運動機能の評価を行い、診断や治療方針の決定に必要な情報の提供を行います。

対象としている患者様

整形外科疾患・脊椎疾患・心臓疾患・呼吸器疾患・脳血管疾患・内部疾患など、すべての疾患別リハビリテーションに対応しています。また、がんの周術期(手術前~手術後)のリハビリテーションについても積極的な介入を行うことで、早期の機能回復をめざします。それぞれの専門分野に精通したスタッフを中心にチームを編成し、多種多様な疾患に対して、高度なリハビリテーションをご提供できるよう体制を整えています。

当院理学療法部門の特長

当リハビリテーション室には20名の理学療法士が在籍しています。これは、100床あたりの常勤理学療法士数に換算すると7.32人となり、急性期病院の全国平均を大きく上回っています。経験豊かなスタッフが多く、(社)日本理学療法士協会 認定理学療法士や、心臓リハビリテーション指導士などの有資格者をはじめ、専門性を生かした臨床や教育活動を展開しています。設備面においても、広いリハビリテーション室に、3次元動作解析器やCPXなどの評価機器、red cord®やHUR®などのトレーニング機材を各種取りそろえており、科学的根拠に基づく効率的な理学療法を行うことが可能です。

<トレーニング設備の一例>

空圧式筋力トレーニングマシン「HUR」

Red cord

<計測設備の一例>

三次元動作分析システム「VICON」

心配運動負荷試験「CPX」

活動実績

  論文・著作 学会発表等 講師派遣等
2020年度 2件 8件 2件
2019年度 0件 9件 2件
2018年度 1件 8件 2件